R’AIR調子良い。バルブ長48㎜にしたけど34㎜で良かったかも。
前回シートの角度を真ん中にして脹脛に負担を感じたけど、負荷を上げると右股関節と右足の土踏まずの外側に痛みが出るのを確認。やはりシートは一番起こした状態で乗るのが妥当か。
次のリカンベントはもっとハイBBなのが良いな。BBが高ければシートを寝かせながらも股関節の可動域を良いところに収められる。
リカンベントに興味はあるんだけど恐い…とか危なくないの?とか不安を感じている人ってそれなりにいるんだなと思い、安全面でのメリットデメリットとそれに対する対策を書くことで漠然とした不安を解消して貰おうという意図から表題に繋ります。
車からどのようにリカンベントが見えているか? が良くまとまっています。ざっくり言うと「接近すると見えないよ」ってことですね。ただ、それ程悲観することもありません。接近すると見えないくらい低いのは見てわかりますから、自動車が寄って来ません。あとは自分から死角に入らないように立ち振舞えば良いのです。
思い付くことをいくつか書きましたが、これらのことってリカンベントに限らず安全上有効ですよね。リカンベントの安全性は乗り手が当たり前の安全運転が出来るかどうかにかかっています。
とても良いです。アップライト車(リカンベントについての文脈でそれ以外の自転車を指す際にこう呼びます)は前傾姿勢に応じて視線が下に向きがちで、その為に左右の視界が狭くなりやすいです。そのために意識して視線を遠くに向ける必要があるのですが、リカンベントではその必要がありません。
2枚の写真は異なる2車種の視界をイメージして乗車した状態で顔の前にスマートフォンを構えて撮影したものです。
見にくいですが、そもそも見る必要がありません。目線は下ではなく前に向けて、先の路面状況を把握しながら走ります。アップライト車でも同様だと思います。
見にくいですが、見えないこともありません。大半のリカンベントユーザーはミラーで補っています。むしろミラーによってアップライト車と逆転してむしろ良いくらいになります。(リカンベントは頭部の位置が安定しているためミラー越しの後方視界も安定しているのです) ミラーだけでは斜め後ろに死角がありますが、必要であれば上半身を少し起こして後ろを振り返ります。
こちらかなりの速度で転倒している動画ですが、乗車姿勢のまま車体からずり落ちて、そのまま路面を滑っている様子がわかります。私も立ちごけや登りでの低速での転倒等経験しましたが、この動画と似たような腰から落ちるような転び方でした。アップライトと比べて転倒時の怪我の程度が大きくなりやすいということはなさそうです。
止まれます。アップライト車は制動時に荷重が前に極端に偏るため、乗り手が姿勢を変えることでこれを軽減させる必要があります。この荷重移動が十分にできていないと簡単にジャックナイフして転倒してしまいます。乗り慣れていると実感することもあまりないと思いますが、リカンベントと比較してアップライト車の制動には高度な技術が必要です。各人程度の違いはあっても無意識のうちに荷重移動をしているはずです。
リカンベントは重心が低いためこの荷重移動が必要ありません。(そして出来ません) 制動に関してはリカンベントの方が簡単で有利と言えます。(乗車位置が高いハイレーサーについては乗ったことがないのでわかりません)
難しいです。ただ、走行時にそのまま越えられるような小さな段差であればアップライト車の抜重と似たような動作で衝撃を軽減することができます。手足の力を抜き、上体をやや起こして尻だけでシート上でバランスを取ることで、アップライト車でサドルから腰を上げるのに似た効果が得られます。
車種次第ですが、殆どの車種は車道を走る軽車両として運用するのに十分な小回り性能を持っていると考えて問題ありません。私が乗っているF-FWDはハンドルの切れ角に制限があるため小回りが効かない車種ですが、車道を走る分には多少の慣れは必要でしたが問題なく運用できています。アップライト車と同等かそれ以上の小回りが出来る車種もあります。
咄嗟のことですから、乗り手と運の問題です。そういう事態にならないように無理をしないことが大切です。
リカンベントの安全性は普通だと思っています。ある面では安全で、ある面では危険ですが、それは大抵の乗り物に言えることです。大切なのはその特性を理解して対処することです。自分が普段乗っている自転車の何が危険で何に気を付けているのかを考えてみるといいです。それが出来ればリカンベントにも楽しく乗れる筈です。
安全性についてはわかったけど他はどうなのよって思った方はこちら
ぶっちゃけリカンベントってそんなにいいの?っていう話
まだ砂が多く注意は必要ですが問題なく走れます。
麓までの道中ポジションの調整をしてアタックするも途中で萎えて追い込まずに登りました。もう少し身体慣らしてかないと全開は無理ですね。
所々ウェット路面がありましたが気持ち良く走れました。周回路に入る前の丘を越えるところでスポーツカーが何往復もしてました。乗ってるものが何であれ雪解けが来ると張り切っちゃうもんなんですね。
ここ最近はPerformer F-FWD 2018前期仕様に向けて準備 をしているわけですが、今回はワイヤーの交換ついでにルーティングの改善を図りました。
ハンドル周りがワイヤーでごちゃごちゃしていたので
シフトリードパイプでキツい曲げに対応しています。当初は赤を注文したのですが、品切れのため青に変更となりました。実際に付けてみると青で良かったのかも。
シフトリードパイプは3個セットですのでディレーラー周りもスッキリします。
以前は乗り降りの際にディレーラーから伸びたワイヤーが右足に当たることがあったのですが、これで気にならなくなりそうです。
今回は自転車1台分がセットになったワイヤーを買って作業をしたのですが、アウターがF-FWD1台を賄うにはギリギリの長さで、作業の際に雑に切ったために足りなくなってしまいました。リヤのワイヤーを交換した後に近所の自転車店にワイヤーを買いに行ってからフロントの交換したため、前後で異なるワイヤーになっています。
今回はシフトリードパイプを使っているので通常より少し短いですが、ハンドルティラーの長さやブームの突き出し量でも変わってくるものですからワイヤー購入の際には横着せずに予め必要な長さを測ってから購入した方が良かったですね。
スタンドの上で変速してみる限り特別軽くはありませんが、とりあえず問題ない引きの軽さで変速出来ています。ホイールも変わっていることですし、実走できる春がとても待ち遠しいです。
http://hcworks.blog.fc2.com/blog-entry-151.html
大阪のリカンベント専門店『HC WORKS』で2月末まで表題の通りのセール中です。納期は3月~4月頃とのことで通販もあるので北海道民は雪解けと共にリカンベントデビューできますね。
BacchettaのCarbon Aero 2.0(650c)は直接お目にかかったことはありませんが、観測範囲での評判ではとてもよく走るバイクである様子。私も乗っているPerformer F-FWDはそこそこよく走って現実的な輪行が可能という点で貴重な車種です。
更にトライクもあるようですね。
リカンベントに興味はあるんだけど…という方はこれを機会に思い切ってしまっては如何でしょうか。
Performer F-FWD 2018前期仕様に向けて準備の続き。手が汚れる作業が多かったので写真はありません。いつもこのパターンで写真がない…
今日はすでに届いているチェーンと組みあがっているホイールの交換をしました。
まずチェーン交換。新品のチェーンはグリスでべとべとなのでペットボトルにチェーンとディグリーザーと水を入れて蓋を閉めてシェイク。白く乳化したディグリーザーを水で濯ぎます。これを2本繋げて長さを合わせて切ります。長さ的には3本でF-FWD2台分取れますが、1度切ったチェーンの余りを再利用すると一度切断したリンクを再利用することになり、チェーンが捻じれて通常より負荷がかかると思われるF-FWDでは不安なので余りは捨ててしまいます。チェーンを繋いだら円陣家至高のCPOを注油して終了です。
次はホイール交換。新しいホイールには既にローターとリムフラップが付いているのでタイヤ、チューブとスプロケットを移し替えて交換です。この際にブレーキキャリパーの若干の位置の調整が必要でした。
謎だったのがスプロケット。F-FWDは10Sのスプロケットがついていて、新しいホイールは11Sフリーです。10Sのスプロケットを11Sフリーに取り付けるには1.85mmと1mmの2枚のスペーサーが必要とのことで買って置いたのですが、スペーサー2枚とスプロケットをフリーに収めるとトップの11Tの収まりが良くありません。そこで1mmのスペーサーを抜いて1.85mmのスペーサーのみで取り付けるとピタリと収まりました。そのままの状態で変速の調整も不要だったのでおそらく正しく取り付けられているのだと思います。
スプロケットはシマノのものではないので、実は9Sフリーにそのまま付けられるようになっている10Sのもので、元のホイールが9Sフリーだったということなのでしょうか。各所の寸法を測ってシマノの仕様と比べればはっきりするのでしょうが、とりあえず上手く付いて動作しているので良いことにします。気にはなるんですが再度バラして計測とか面倒なんですよね…
あとはワイヤー周りの一式が届いたら張り替えてオフシーズンの作業は完了になります。その際にはまた記事にします。
スプロケについて追記
*1ミリスペーサーはカセットスプロケットの種類によって不要 になることがあります。詳しくはカセットスプロケットの仕様書をご覧ください。
ということで、割とこういうことあるんだな、くらいな感じですっきりしました。
2017シーズン中の問題を春の雪解けに向けて解決していきます。
他にも問題がないわけではありませんが、予算の範囲内で優先順位を付けて以上を対策することにしました。
まず手先足先が冷える件。リカンベントはハンドルを握る手に自転車特有の負担がありませんから、手の冷えに関しては適当な手袋でも使っておけばよいこととします。問題は足先です。そこでこれをポチりました。4月初旬の冷える時期を乗り切れるかどうか、検証の機会があれば記事にします。
↑は品切れとのことで↓をポチり直しました。
次はチェーンの伸び。純正ではよくわからない謎のチェーンが付いてましたが、変速も問題ないし錆びたりもしない特に問題のないものです。しかしよくわからない謎のチェーンなので他の錆びにくいチェーンを使います。リンクに点付けで注油して外側についてはノーケアで運用しているのでチェーンそのものの錆びにくさは重要なのです。そこでこれ。普通のアルテグレードの10sチェーンですね。タルタルーガTypeFでも使ってますが錆びなくて良いです。家に1本在庫があったのでもう1本だけポチ。(足りるよね?)
シフトが重い件。これはハンドル周りのワイヤーのキツい曲げが原因という仮説で、
これでワイヤーを張り直してみようと思います。これでだめなら電動ですかねー
最後ホイールです。本当は玉押しだけ入手交換できれば良かったのですが、購入店に問い合わせたところ玉押し単体での販売はなくハブでの販売になるとのこと。ハブの価格もそれなりですし、特に回転が良いものでもないので他のハブを検討したのですが24Hのハブとなると選択肢が少なく、ハブ交換で組み換えとなると作業工賃もあるので、それならいっそ追加で1本組んで交換してしまえ、と。
市内のお店にお願いして組んでもらったのがこれ。
狙い通りのホイールとなっているか…シーズンインが楽しみです。
以前からちょっとだけ興味があったブルベにリカンベントのF-FWDで参加しました。
ブルベが普段のサイクリングと違う点は以下であると考えました。
公開されているルートラボのデータを見ながらLezyne Super GPSのナビデータを作成しました。
ルートラボからエクスポートしたデータをインポートしても曲がり角の案内等がされない簡易的なナビゲーションになるので、ルートラボ上のルートを目視しながらSuper GPS使用者用のWebアプリのルート編集画面に走行ルートを写経して、曲がり角の案内をしてれるナビデータを作成しました。ルートの作成はスタート地点、ゴール地点、複数の経由地点を指定して作成するのですが、指定できる経由地点の数に制限があり全行程のナビデータを作成できませんでした。そこでPCを区切りに複数のナビデータを作成し、PC毎にナビデータを切り替える運用としました。結果的にPCを通り過ぎてしまう不安を取り除くことができました。
作成したナビデータには地点を指定してメッセージを登録することができます。そこで、キューシートに記載されている注意点や、朝里峠のトンネルが連続している区間でライトのOnOFFを行う予定地点でメッセージを表示させました。トンネルに入るたび出るたびにライトを操作していては時間を浪費しますし、ずっと点灯したままでは後半の夜間走行に支障が出る可能性があります。これらの問題を解決するためにとても役立ちました。
走行するルートの公式データはルートラボではなくキューシートですから、作成したナビデータとキューシートを突き合わせて入念に確認を行いました。また、キューシートをOneNoteに取り込んで、どこまで進んだかわかるように各行にチェックを入れられるようにしました。これをハンドルに付けたスマホから確認してルートを進むごとにチェックを入れていく計画でした。しかし、GPSのナビで十分だったこと、曲がるたびに停まって行うスマホの操作は煩雑だったため実際には殆ど使いませんでした。キューシートはオリジナルのままのPDFをスマホにダウンロードして置くだけで十分でした。
速く登坂するのが苦手なリカンベントですから(リカンベントは登りが苦手と言われますが、速く走ろうとさえしなければ楽に登れるのです)、朝里峠を越えた後のPC1を越えられるかどうかが第一目標となります。ただ、リカンベントはエネルギー効率が高く疲れにくいかわりにロードバイク等のアップライトな自転車の様に疲れた状態でダンシング等で誤魔化しながらペースを維持するのは苦手です。朝里峠で脚を使い果たしてしまってはその後の完走も危うくなりますから、朝里峠を最大限脚の消耗を抑えたギリギリの遅いペースで越え、その後は足切りの不安を感じずかつ速過ぎないペースで淡々と走る計画としました。
PC1での足切りのプレッシャーから朝里峠の登りで脚を使い過ぎてはいけません。例え他の参加者からごぼう抜きにされようとも自信を持って遅く走る必要があります。そこで、ソフトウェア開発の進捗管理で使われることが多いバーンアップチャートで走行ペースを管理することにしました。
横軸が走行時間で縦軸が走行距離です。赤色の足切り線がこれより遅いと足切りになるライン、緑色の最速線がこれ以上走ってもPCオープン時間より速くなって意味がないライン、灰色の計画線が今回の走行のために計画したペースに沿ったラインです。要所々々で現在時刻とサイコンに表示されている走行距離を入力するとオレンジの実績線が右上に伸びていき、計画線や足切り線との値や傾きの差を直感的に把握しながら走ることが出来ます。これをスマホで更新しながら走ったのが大成功で、終始フィジカル面、メンタル面共に余裕を持って走ることが出来ました。
ペースノートとStravaでもう書くことないと思ってしまうところですが…計画線と実績線がズレていることの言い訳を綴っていきます。
48.75km地点は朝里峠の頂上付近です。計画よりも速く登っていますが、これは単純に当初の見積りが遅かっただけです。実際のペースでも脚を消耗することはありませんでした。
76.15㎞地点はPC1です。ここで計画より大きく遅れています。実は序盤でリカンベントの安全な走行に寄与する大切なおまじないであるセーフティフラッグが脱落してしまいました。脱落に気付かずに走っていたところ後続の方に拾って戴いて、更にはフラッグを仮固定するためのテープまで頂きました。通過PCで確認したところ、このままゴールまで行けそうに思える程にしっかり固定できていました。それでもやはり不安なので、PC1で瞬間接着剤を使って確実に固定するため20分程度余分に滞在していました。その後に強風の区間を走ることになったので結果的には再度のフラッグの脱落を防ぐ良い判断になりました。また、朝里峠の下りの寒さから途中で温かい飲み物を買って長めに休憩を取っていたのもあります。ただ、足切り線に対しては十分に余裕があることがわかりますから、以降も遅れを取り戻すためにペースを上げるようなことはしませんでした。
162.9㎞はPC3です。ここから計画線よりも遅いペースになっています。これは夜間走行となり、街灯がない区間が想定より多かったためにペースを落としたものです。ただ、これだけ終盤まで来たらサイコンに表示されるグロスの平均速度が15㎞/hを下回らなければ完走ペースですから、以降はペースノートを気にすることなくサイコンの情報のみで淡々と距離をこなしました。