BRM1008薄野200

恒例の薄野200、今年も走ってまいりました。今までは「前回よりは上手くやってやろう」みたいな向上心があったものですが、今回はとにかくお祭りを楽しみましょうという心持ちです。

装備は前回とほぼ一緒。これはもう完成した感があります。

本年中のこれまでの走行距離は1443km。苦しんだ去年が1210km、これと同じような一年を過ごしていたのですが、これでは不味いと足慣らしに支笏湖を登った分が上乗せされてます。この差が、しっかりと結果に出ます!

寝坊気味に起床し、朝ご飯も食べずに受付、検車を済ませ、そのままスタート……せずに、すぐそこのコンビニで朝食です。時間は惜しいけど、カロリー不足した状態で踏むと後半に響きますから補給が優先です。おにぎりひとつとゼリー飲料ひとつを胃に入れて、両ポケットにゼリー飲料をひとつずつ入れて出発です。

今回はご飯タイムで全車見送った状態の最後尾の最後尾なので抜いたり抜かれたりは殆どなく、消耗せずに国道区間をクリア。

南沢の上り、ここが薄野200のピークです。時速1桁余裕のヒルクライム、ここでポケットからゼリー飲料を取り出して補給しつつ登りました。今回、両ポケットにゼリー飲料を絶やさず早めの補給を心掛けながら走りました。

通過チェック定山渓のローソン、ここではおにぎり2つと豆乳を補給。豆乳は新十津川200で良く効いたので、それから意識して摂るようにしてます。薄野200は朝里峠を越えた先のPC1に間に合うかどうかが山場ですから、ここはのんびりせずに食べたら出発です。これまでの薄野200の経験からこの辺りでアウターを脱いでおかないと登りで暑くなるので、半袖ジャージ+ウィンドブレーカーにしました。

ペースはサイコンのグロス平均とこの先のアップダウンを考慮しながらギリギリの遅さで、無心で淡々と登ります。このコース、好きなんですよねー。

こっからは下り。飛ばさず急がず淡々と、連続ヘアピンの縦溝にビビってゆ~っくりになったりしながら。そんで毎度のことなんですが、下りが終わって足を回し始めると攣りそうになるんですよね。これどしたらいいんでしょね。ロードなら下りでもできるだけ脚を回して冷えないようにするところですが、リカンベントだと出過ぎちゃうの基本的に常にブレーキなのよね。

そんでお腹が冷えたので朝里のセブンイレブンでトイレ休憩してオロナミンCを補給。張碓の登りに若干、神経を削りながらもPC1到着。クローズ7分前です。時間はギリギリなのに焦りもなく、まぁ、気持ちだけは余裕です。

お昼ご飯はチャーハンとカニカマ。しっかり食べて出発です。

ここまで来たらトラブルでもなければ完走が堅いのはわかってるので、あとはサイコンのグロス平均を気にしつつも自分のペースで。何事もなく厚田のPC2、18分の貯金を作れました。豆乳を補給してポケットにゼリー飲料を補充してサクっと出発。

こっからのアップダウンが貧脚を削ってくるんですよね。削れないように超ローペースで登るんで削れないんですけど。どんくらいローペースかというと、数字はStravaを見て頂くとして、眼鏡にハエが止まりましたw。ハエが止まるような遅さってことです。いやー、酷い。

まぁ若干の貯金もあるし、登った分は下りである程度は取り返せるし、サイクリングを楽しみつつPC3新篠津です。最後の補給はカップのとん汁。貯金は14分。こっからは平坦だし、ちょっとゆっくりしてから出発しました。さぁ、ナイトライドですよ!

途中、追い付いてくるBBCの方達を視界の端に捉えつつ進んだら……ミスコースしました。コース復帰したらその流れで、この後の道中はBBC勢とギリギリベテラン910さんグループに紛れ込むことに。

そして真っ暗な河川敷では、またまたミスコースして入水しそうになりましたw ヘッドライト(頭に着ける方)準備しとけばよかった。

河川敷から上がって薄野の街に出れば慣れた市街地走行です。いつもの通りにゴリゴリを走ってゴール。クローズ10分前でした。

終始、ギリギリではあるけどキツくもなく、焦りもなく、余裕かつギリギリのサイクリングを楽しめました。

北海道ブルベに関係する全ての皆様方、今年もお疲れ様でした。

道中、910さんの姿を見る度に完走ペースであることを確信しておりました。

BRM513北海道300kmトトロ(DNF)

私史上2度目の300kmブルベです。1度目はBRM929増毛300でした。あのときはBRM1015薄野200kmでブルベを知り、BRM617前田200km完走で調子に乗り(実際、今よりずっと踏めてた)、そこからの300完走でした。今回は……BRM429北海道200km新十津川をヘロヘロになって完走した流れからの300です。ですから確実な完走は目指さず、まぁPC1辺りで脚の様子見て帰ろうか、くらいな心構えでのエントリーでした。

お前なんでそんなブルベにエントリーすんのよ!?って話なんですが、すげぇリカンベントが北海道まで遠征してくるって話でして、どうしてもひと目拝みたかったんです。それならエントリーせずにスタート地点まで行って冷やかせばいいんですが、まぁ、いっちょやけっぱちでエントリーしてあわよくば完走を目指したっていいじゃないかと、そんな感じです。

当日朝はスタート地点近くのローソンで食料とドリンクを買い込みパンひとつを朝食に。スタート地点でリカンベントの方と挨拶させて頂きました。ローレーサー同士でランデブーとか出来たら相当にカッコいいところではあるんですが、前情報から走力にかなりの差があるのわかってましたし、お会いした感じもやっぱめっちゃ強そう。

そんなんでスタート。リカンベントさんは圧倒的速度差で見えなくなりましたとさ。いやー、すげー迫力でした。めっちゃ良いもの見せて頂きました。これで今日のメインの目標は達成です。

前回はスタート直後のオーバーペースがやっぱり失敗だったし、コース的にも周囲のペースを気にする必要がなかったので心拍だけ見て終始淡々と行く作戦です。何事もなく当別に入り、そこのコンビニをスルーすると100kmくらいコンビニがないんですが、朝に補給食を買い込んであるのでまぁいいかとスルーしました。そっから熱い(酷い)ドラマが始まりました。

トイレ…と思いながら43km地点、道民の森 案内所、時間早過ぎてまだトイレ開いてねぇ!
そこから人としての尊厳のためだけの走行を続けて54km地点、9:36、道端で被服の調整とパンの補給。今思うとこの10km分を道民の森案内所で待機してたらトイレ開いたんじゃねぇの…とは思ったりもしましたが、まぁなんとかなるでしょ、まだ戦える。

と、我慢々々の78km地点、通過チェック石狩吉野郵便局。開いてない!私別にトイレとか一言も言ってないんですが、多分そんなオーラ出しちゃってたんだと思います。居合せたランドヌールさんが10km進んだところにトイレあると教えてくれました。

ありました。ありましたよ。91km地点 里見高台駐車公園。ここで人としての尊厳の戦いが終わりました。朝買ったドーナツを食べて、さぁ、

ここからがランドヌールとしての戦いです。

ずっとそれどころじゃなかったんですが、実はかなり脚、きてます。とはいえ、まだ生きてはいる状態で101km地点PC1ローソン雨竜追分店。

レシート見ると

  • ポカリ
  • シーフードヌードル
  • おにぎり
  • Inゼリー2種
  • 豆乳
  • クリームパン6個入

これはまだやる気があるときの買い物です。もうかなり脚きついんですが、それでもあわよくば狙ってやろうという、そういうテンションでした。

ポカリと水をボトルに入れ、余った水を飲み干し、豆乳も飲み、おにぎりを食べシーフードヌードルを啜りました。

私、いつもルートの往路、復路で重複区間がある場合には重複が起こらないのにルートを区切ってサイコンのナビを設定するんです。PC1はその区切りの区間でした。補給が終わったのでナビに後半戦のルートを転送してから出発しようというところだったんですが、いやぁ、上手くいかねぇの。

前々からちょくちょくこういうことはあったんですが、大抵は粘ってればどっかで成功してたんですよね。しかし、今回は何度やっても、スマホを再起動してもサイコンを再起動しても、もう無理な感じ。キューシートで走れよって話もなくはないんですが、スキル的にその自信もなく。まだかろうじて脚が生きてるとはいってもミスコースして余計に脚を使ってしまったりなんてことを想定してまで走れる算段はなく。

DNFを決めました。体力、体調面からのDNFはありましたが、機材トラブルのDNFは初です。(ヘルメット忘れてDNSはやらかしたことがある)

まぁ帰るだけなら青看板見て国道走ればいいのでGPSなくても支障ないし、こっからは確実に帰宅するだけのサイクリングを楽しみますかー!

という感じで17kmくらい走ったところで脚が終わりました。セイコーマート新十津川で休憩。トイレとコーラ。どうも今日は消化器系の調子がよくない様子。多分、運動量に対して身体のキャパが足りてない感じ。stravaのログ見てのこの辺から心拍が上がらなくなってってるのがわかります。この辺りで、サイコンのトラブルなくても結局完走は無理だったなーと確信するのでした。

終わった脚でも進めはするのがリカンベント、淡々と進み、札幌に近付いてきたんで無駄ルートにならないようにナビを入れてみるかと…動くじゃんか!だったらPC1でも動けよ!!どっちにしろ完走は無理だったけど。で、折角なんでゴール受け付けに寄ってから帰ろうかとそっちにナビをセットしました。

皆より走行距離100km少ないもんでね、トップでゴール受付に戻ってきましたよ。完走もせずにゴールに用意されたお菓子食べながらトップ一桁でゴールする人達の会話に新鮮さを覚えつつ、遠征リカンベントさんのゴールもお迎えできて少しお話もできました。

今日は人としての尊厳の戦い、脚の勝負、消化器キャパオーバー、サイコントラブルとまぁ色々とgdgdでしたね。それでも家を出て家に戻ってくる過程がブルベです。楽しかったです。皆様お疲れ様でした!

GPSサイコンどうしよっかな。何か良いやつ買おうかしらね。

BRM429北海道200km新十津川

ブルベ最初の峠はいつだって早起き峠です。これをなんなくクリアして、パン3つの朝食を摂って家を出ることができました。ここまでは快調!

当日は夜から雨予報ということで、雨に当たらずに早くゴールしたい!という希望がありました。そんな感じなんで、いつもは最後尾でもいいやくらいのところ、普通に並んで検車を済ませてスタートしました。

スタートしてR275を抜けるまでは密度が低い状態で走りたかったので、自分の脚よりひとつ速いパックにジャンプしながら走りました。それを見て「リカンベント速い!」とか思った人もいるかも知れませんが、残念、あれは一時的なハッタリです。

R275を抜けてからは心拍を見ながら自分のペースを保ちます。R275でジャンプした人達も概ね前に行ったんじゃないかと思います。

そんな感じでPC1。補給は

  • ブリトー
  • オレンジジュース200ml
  • 焼きそばパン
  • ポカリ500ml(ボトルにIN)
  • 水500ml(ボトルにIN)

普通に食べたいものを食べる、余裕がある時の補給です。

しかし、PC1抜けてからなんだか調子が悪いです。寒い、眠い、脚が回らない。
あまりの眠気に危険を感じ、路肩に停まってリカンベントのシートに収まったまま2~3分目を閉じました。これが概ね成功、以降、眠気だけは感じませんでした。

それでも脚は回らないまま、ふらっふらになりながら通過チェックで写真撮影。

そうして瀕死の状態でPC2に着きました。補給は

  • カップみそ汁
  • INゼリー エネルギーIN
  • レッドブル200ml
  • オレンジジュース200ml

固形物なし。完全に余裕がないときの補給です。しかし暖いみそ汁が身体の芯まで染み渡り、寒さは解消され、脚も幾分かは回復しました。

しかし気になることが、心拍計が動かないのです。コンビニで自転車を離れた際に接続が切れたんだろう程度に思っていたのですが、しばらく走ってスイッチのON/OFFなんかしてみても一向に復活する気配がなく、結局は心拍でのペース管理は諦めてテキトーに走ることにしました。もうなるようになれです。安さに魅かれて選んで心拍計だけどなんかトラブル多いので買い替えようかな…

そしてPC3、セコマのフライドポテトで補給。フィジカル的にはボロボロですが、最後のPCをクリアして貯金も1時間以上あるのでメンタル的には良い感じで、普通に食べたいものを補給しました。

しかし、そのメンタルもすぐに粉砕されることになります。R275を抜けて通過チェックBに向かう区間がまぁ酷い。「ドが付くほどの平坦コース。」って書いてたじゃないですか。そりゃRWGPSのデータにはなんかギザギザあるのは見えてたけど、ド平坦というからにはそうなんだろうと思っていたわけですよ、しかしこれがまた、リカンベントにはしっかりと効いてくるアップダウンでした。7%の小さい登りを繰り返し、繰り返し…
それでもゆっくり登る分にはそれ程の負担でもないんですが、雨に当たらずゴールしたい焦りから対して速くもならないのに無い脚で踏むもんだからゴリゴリと消耗していくわけです。しかも数滴雨に当たるし…焦って無駄に踏みますって。いや、好きですよ、ブルベのそういうところ、好きです。

そんな瀕死の通過チェック、写真撮影。ここでもふらっふらでございます。

以降、ふらっふらなのでPCでもないコンビニにだって寄るわけです。

  • セブンイレブン奈井江町店
    • ポカリ500ml(だだのボトル補充)
  • セブンイレブン月形町店
    • 豆乳(バナナ味)

あれ、豆乳なんか効く、調子が回復する。踏める。

後半は車に揉まれる区間が多目ですが、豆乳効果で淡々と進み、どうにかゴールできました。途中数回は諦めかけましたが、なんとかなりました。いやー、きつかった。今シーズン走行距離トータル200kmくらい、1度の最長が50km程度の脚の仕上りでよく頑張りましたよ自分!

参加の皆様、運営の方々、今回はお疲れ様でした。次はやけっぱちエントリーのトトロ300です!

※ ゴールでも豆乳買いました。帰宅するまでの間も踏めました。やっぱり豆乳なんか調子いい。

2022BRM1009薄野200

前回走った薄野200は2018年。コロナ禍もありブルベからは距離を置いてましたし、それでもまぁ、そろそろいいんじゃないかな?っと走ったBRM515北海道200㎞幌内美唄は絶不調からのDNF。薄野200はお祭りですから、閉塞感から抜け出すためにも、今年最後にパーっとね、やりたかったわけです。

直近で走った薄野200は2018、その年のそれまでの走行距離は2073.9km。今回は、1210.25km。いやぁ、走れてませんね。この差が、しっかりと結果に出ます!

装備

ウェア

ライト

~スタート

チェーンの注油をしたくらいで、特別の準備とかはしませんでした。ナビのルートは公式に上がってるRWGPSのデータをそのままLezyneのサイコンにインポート。
当日は朝起きたらパンを3つくらい食べて家を出発。何事もなくスタート地点に到着しました。

スタート~通過チェック

スタート直後は市街地走行です。対自動車の位置取りがリカンベントと他のアップライト勢では異るので、気を張りつつ慎重に走ります。すぐにやってくる南沢のアップダウン、インナーローでよろよろと走ります。今年はお祭りとして来ていますから、完走できないならできないで問題なし、ペース管理なんて一切しません!

R230に出て暫く走ったら、渋滞…ローレーサーじゃスリ抜けも怖くて嫌なんで素直によたよたと追従します。このロス、後に響きます!

そんなこともありつつ通過チェックのセイコーマート定山渓温泉店に到着。ホットシェフのおにぎりを頂きました。

通過チェック~PC1

通過チェックを出てすぐにミスコース。先にスタッフさんが注意してくれてたのに。すぐにサイコンのナビがルート外れのアラームを鳴らしていたのだけど、引き返すポイントがなく無駄に違う方向に走ってました。このロス、後に響きます!

そうそう、いつからだったかは覚えてないんですが、曲がるポイントでのアラームが鳴らなくなってたんですよね。これも一因ではあるし、後々にもじわじわと影響することになります。

朝里峠の登りです。気温が上がってきたこともあり、サイクライムジャケットを脱いで半袖で登ります。何も面白いこともなく、淡々と。下りはウインドブレーカーを着て、速度を出し過ぎないようにブレーキを当てつつ進みます。ハブダイナモの抵抗もこういうシチュエーションではかえって有り難い。下りで冷えた状態でちょっとした登り返しを踏んだら…脚が攣りそうになりました。これ、後に響きます!

5号線から銭函に左折するポイント…スルーしちゃいました。だって曲がるポイントのアラーム鳴らないんだもの…。歩道を暫く歩いて引き返しました。曲がるべきだった交差点まで歩いてきたところで、ふと残り時間が気になってキューシートとサイコンの時計を見比べます…やべぇ、これ間に合わない!!

交通状況と脚の限界を見極めて踏みましたとも。といっても、もう30km/hを維持することも出来ない程に脚が削れていたので、ほんとよたよたと進んでました。もう完全に諦めてましたね。

なのに、なのにですよ、サイコンの距離は全然届いてないのにセコマが見えた。実はサイコンのスピードセンサーの電池が切れていてGPSによる計測になってたんですが、そのせいか走行距離が狂ってたようです。結果、レシート時刻でクローズ1分前着でした。スタッフさんが盛り上がっておりました。前田200のPC2を思い出しました。

PC1で買い物を済ませ、セコマを出る頃にはもう他のランドヌールは見当たらなくなってました、が、呑気にカツ丼食べました。ギリギリなのになに呑気に食ってんだって話ですが、今ギリギリならこれからもずっとギリギリに決まってるし、どうせ食わなきゃ踏めなくなるって話で。しっかり食べて行きます。
これ書く前に前回を振り返ろうとブログ読み返してたんですが、同じくPC1でカツ丼食べてましたね。

PC1~PC2

何ごともなく。強いて言うなら
「こここんなにアップダウンあったっけ?」
はい、脚が削れているだけです。

この辺りから、妙に心拍が上がらないのに気付きます。強く踏めば速度は上がるけど、心拍は据置き。これ、BRM515北海道200㎞幌内美唄をDNFした時と一緒です。多分あまりにも乗れてないってだけ。とはいえ、その時よりはかなりマシ、でも無理に踏んだら走り続けられないので心拍が反応する範囲の強度で走ってタイムアウトしたらしたでいいやと決めました。

で、PC2クローズ2分前着!いやー、スタッフさんが盛り上がる盛り上がる。いやー…もう…毎度すんません…。PC2はウィダーインのマルチビタミンを補給。ちょっとだけ踏めるようになりました。(心拍は上がらないまま)

PC2~PC3

よたよたと走ります。PC3もクローズ2分前着。やけっぱちで走ってるだけで狙ったわけじゃないんですよ、ほんとに。ここではウィダーインのマルチミネラルを補給。これが効いたのか、以降ちょっとだけ心拍上げられるようになりました。こっから先は平坦だし、機材トラブルでもなければもう安心です。

PC3~ゴール

ここからは夜間走行です。今回はハブダイナモに最強のライトがありますから、無敵です。明るさも配光パターンも完璧でノーストレス、の筈だったんですが3Dプリントで作ったマウントの出来がイマイチで角度が下気味になり、走りやすい距離まで光を飛ばせませんでした。作り直さなきゃ。でもまぁなんとかなりました。

そして、30km/hも維持出来ない程度のコンディションなりに調子良く踏んでいくと910さんに追い付き、抜く程のペース差もないので漫然と後を走っておりました。結果、ギリギリ隊が編成されました。

こうなれば鬼に金棒です。ベテランランドヌールのペース管理に乗っかれば完走は確実ですって。リカンベントの空力で迷惑かけないように最後尾を維持して小判鮫走法。クローズ8分前でゴール出来ました。レッドブル飲んで、ゴール間近でポツポツと降り出した雨に当たりながら家に帰りました。

振り返り

  • 心拍が上がらないので普段より10rpmくらい低いケイデンスで踏んでたら翌日にダメージ残った
  • ハンドルが低くて肩が凝った。数日バキバキだった。ポジション大事。
  • リカンベントのブームに付けたライトはハンドルと連動しないので、サイクリングロードの切り返しとかで曲がる方向が見えにくかった。ヘッドライト(ヘルメットに付ける方)あった方がいいかも。
  • チェーンオイルを円陣家至高のCPOからCPO-Rへ鞍替えして初ロングだったけど、後半のちょっとした物足りなさが解消されていた。CPO-Rはブルベ対応と言っていいかも。
  • ちょくちょくギヤ足りないケースが出てきた。ロー28Tでだけど、次のチェーン交換のタイミングで32Tと検討してもいいかも知れない。
  • もうちょっと距離走っとこう。

出走したランドヌールの皆様、応援隊の皆様、スタッフの皆様、ギリギリ隊の皆様、とてもお世話になりました。お疲れ様でした。久し振りのお祭り楽しかったです!

BRM515北海道200㎞幌内美唄

3年ぶりのブルベです。

ここ数年はご時世から走行距離を稼げず、今年に乗った最長距離は91km、しかもど平坦。その点では不安は残りますが、今回のコースも平坦基調だしまぁ問題ないだろうとかなり楽観的な心持ちでいました。今期からハブダイナモと心拍計を導入してます。ハブダイナモの真価が発揮されることはないでしょうが、心拍計は大きな武器になる筈です。

若干の寝不足で起床。今回はN2BRMということで、スタート時刻を6:00、7:00、8:00から選択できます。あわよくば6:00スタート、間に合わなくても7:00スタートできればいいや、というくらいの時間感覚で自宅を出発しました。

6:00ピッタリくらいにスタート地点に到着。流石に余裕が欲しいので7:00スタートを選択することにしました。補給を買い込んでオンラインブルベカードを記入し、GPSのルートをサイコンに同期しようとしたら…なんかエラーで上手くいかん!20分くらいスマホ再起動したらサイコン再起動したりで四苦八苦。7:00ピッタリにスタートできました。

心拍計を見ながら有酸素域を出ないように淡々とPC1まで。ほんと何事もなく。

PC1を出ていくつか登ったかなってところで、なんか調子でない。補給かな…と思い立ち止まってゼリーと塩タブレットを補給。ちょっと暑かったのでウィンドブレーカーを抜いて再スタート、もういくつか登ってちょっと平坦を走ってみるも、やっぱりおかしい。5個入りミニクリームパンを一気に喰らってみる。

心拍が上がらなくなってきました。有酸素域までも上がらない。ベタ踏みしてるのにスロットルが開かない感じです。頑張っても速くも辛くもならない。赤線が心拍数なんですが、ここからくっきりと上がらなくなってるのがわかります。

セイコーマート新篠津村店で休憩しつつ脳内DNF会議を開催。走行ペース的にはPC2はギリギリ間に合う。そのあとに復調できれば完走に支障なし。復調しなかった場合、例えギリギリで完走できたとしても身になる走行にはなりませんし、もっと先でDNFを決断した場合、帰路の安全を担保できません。8の字コースの交差付近のここがDNFの決め所と判断し降りることにしました。

いやー、しんどかった!完走ならずで残念です。でも、止め時を逃さなかった点は成功です。次はもっと上手くやりますよ。

BRM630前田200

フルフェンダーを装着したFujin SL

今年も走りました前田200です。前回走った際には目立った反省点もなかったので、今回の目標は「Fujin SLは山岳コースでどれくらい走るのか確認しておく」です。どうも雨が降りそうな予報だったのでフルフェンダーを装着しての出走です。

何事もなくスタート地点まで自走し、朝ごはんを食べつつブリーフィングに参加。車検を済ませスタートです。

序盤の平坦区間からどうにも調子が悪い。息苦しく心拍が上がり気味、ペースが上がりません。しかも7キロ地点でサイコンをスタートするのを忘れていたことに気付いてテンションだだ下がり。このせいで終始ペース管理がやりにくくなりました。

小林峠を越えて定山渓に向かう国道に出るまでの区間、登りでバイクが後ろに引っ張られるように感じてメカトラを疑ったのですが、サイコンの斜度表示が9%、ただ登ってるだけでした。ただ踏めてないだけです。とにかく不調。

サイコンスタート忘れの低いテンションで走ってるといつの間にかANT+の速度、ケイデンスセンサーもBTのスマホのリンクも切れる症状。PC毎にサイコンを再起動する運用で回避することになりました。なのでStravaのログがぶつ切り。

八剣山トンネルの入り口でライトを点けようとハンドルに付けたリモートスイッチを押したら電子ホーンが鳴りました。恥ずかしい押し間違い、後続の方すみませんでした…。押し間違いグセがついて出口で消すときにも鳴らしました。ほんとごめんなさい。

PC1で適当に色々やって中山峠、不調、初めて中山峠がきついと思った。頂上で1時間の借金が出来ました。この後の展開を考えるとかなり苦しいことになりそうなので脳内DNF会議を開きます。

「このまま続けて完走は可能か?(ペースノートを見ながら)ギリギリだ。それなら続けてみる価値はある」

「ここで引き返してもそこそこ走らにゃならん。よし、続行」

距離と標高を考えれば間違いなく引き返した方が良かったんですが不調で判断を誤りました。つーかほんとしんどかったしなんでやめないのまじで頭おかしかった。

やると決めたからには中山峠を下らなければなりません。下り用に着込んでダウンヒル開始です。今回は雨を警戒してフルフェンダーを装備していますが、これが下りで良い方向に働きました。空気抵抗が増えたことで下り勾配による速度の伸びも程よく抑えられ、レバーを握る手の負担を軽減出来ました。リカンベントで山岳コースを走るのにフルフェンダーは良いという知見が得られました。

下り切ったところでウェアを脱ぎつつペースを確認、丁度借金を返し切ってプラスマイナスゼロです。調子はやや悪いまま。DNFしなかったことを後悔しながら無心で回します。ギリギリのペースですが間に合うかどうかは気にせず無心でダラダラと回します。

そうして近づくPC2、なにやら大袈裟に手を振るスタッフの方が。

「今更リカンベントにそんなテンション上げるでもないよねぇ?」

と思いつつ呑気にゆっくりと一時停止して道路を渡り駐車場に入ると、なんとPC2クローズ3分前と言うではありませんか。グラフの傾きでギリギリなのを認識していただけでクローズ時刻は意識していなかったんですよね。急いでレジに行って、食べたくもないレジ横にあるどら焼きを買いました。(家で美味しく頂きました) その後に改めて補給の買い物をしたりで、ギリギリトークでテンションを上げつつPC2を出発できました。

そんなこんなでいつの間にか体調はかなり回復してきた状態で冷水峠クライムに入ります。体調は問題ないけど、不調な状態で回していた脚はもうフニャフニャです。腸腰筋が機能していない感じで、脚が上がらないので回転も上がらず。なんとか通過PCで写真を撮りました。

さて、あとは下って帰るだけだなー(そんなことはない)

冷水峠頂上が見えた

フルフェンダーのエアブレーキの恩恵を感じつつ冷水峠を淡々と下り、フルーツ街道のアップダウンも脚が無いなりに淡々とこなします。昨年はキツいコースだなと思いながらでしたが、今回はコースに対するキツさは感じません。脚はキツいんですが。

小樽市内に入って、昨年は激坂にヤラれましたが、今回は心の準備ができているので平常心でクリア。前田200のメインディッシュの激坂手前のコンビニで補給をします。メインディッシュは無い脚で強めに踏んでスイッチを入れていきます。

昨年のF-FWDよりもギヤ比に余裕はありませんが、後輪駆動でトラクションの心配がないので楽に踏んでいけます。シートのホールドの良さとフレームのかかりの良さでかなり登れます。ほんとFujin SL買って良かった。

5号線に入ってからは無い脚を振り絞ってガチ踏みです。貧脚なのでパワーは微弱ですが追い込み具合だけは競技レベル、という程度のガチ踏みです。今シーズン一番の追い込みでした。

そしてやっとゴール。タイムは13時間19分。間に合いました!

前回と今回のペース比較

緑線が前回のペース、オレンジ線が今回のペースです。中山峠での不調が残酷に可視化されています。

去年も今年も本当にキツかったです。去年はコースに苦しみましたが、今年は自分自身に苦しみました。今回の反省は中山峠頂上でDNFを決断しなかったことですね。もし来年もあるのなら、その点含めもう少し上手くやりたいです。

参加者の皆様、運営スタッフの方々、冷やかしの方々、本当にお疲れ様でした!

BRM1014薄野200

去年も走った薄野200、今年も走ることにしました。目標という程でもないですが、去年完走した同じコースを走るからには前回よりは上手くやりたいなぁ、という気持ちで挑みます。

前回と同じ時間設定とルートなのでナビのデータ作成等の事前準備が殆んど必要なく、当日まで余裕を持って過ごせました。

当日朝、いつも週末に走りに出るのと何ら変わりない身支度をして家を出ます。 寒い。コンビニに寄って適当な厚手の手袋を買いました。掌がしわになって握りにくい…結局すぐに気温が上がって殆ど使いませんでした。

スタート地点に到着。前日に買っておいたパンを食べます。ランチパック的なやつとアンパン。

受付を済ませ、車検を受けます。画像のようにバッグにテールライトを付けているのですが、本来ならば車体に固定しないといけない旨の注意あり。ここがテールライトの特等席なだけに惜しいけど、考えないといけないかなぁ。シートステーにもテールライトを装備していたのでとりあえずは問題なく車検は通りました。

前回は何も考えずにそのままスタートしたところ、周囲のペースに引っ張られてオーバーペースになってしまいました。今回は他の参加者がスタートしていく様子を見ながら丁度良さそうなところでスタートします。

右折でR230を抜けてアップダウンが始まります。どうもペースが上がらない。不調です。ここでトイレ休憩

アップダウンを抜けてR230に戻ります。この先の工事の影響からか車の流れが悪く引っ掛かってました。そのままギクシャクヨタヨタと通過PCへ。既に中々に疲れています。やっぱり調子悪い。気温が上がってきて、この後上りが続くこともあり着替え。Tシャツとウィンドブレーカーの軽装です。ウィンドブレーカーがもうヨレヨレなので買い替えたい。15年くらい着てるんじゃないかな…

登り始めると更に気温が上がってきます。左膝が痛い。右足裏の外側が痛い。ポジション色々変えたりしたのが裏目に出てる感じ。これは後で検証しないと。工事で片側交互通行が多いので頑張らずに淡々と登坂。

途中で更に気温が上がっているので下りもそのままの装備で行きます。悪名高い朝里の連続ヘアピンですが、今回はきっちりと縦溝が始まる前にブレーキングを終えて全く不安のないコーナリングができました。今回のブルベで唯一の上手くやれた点な気がします。

その後は何事もなく走ってPC1

カツ丼を頂きます。この辺りで雨がパラついて来ています。雨は想定していないのでDNFを検討します。雨雲レーダーを見ながら思案、このまま走れば雨雲から逃げ切って本降りは避けられると判断。PC1を出ます。

ここから暫くは平坦ですから、リンベントらしいペースで気持ち良く行きたいところ。一定の出力でじわじわと速度を乗せていくのですが…速度が乗ったところで信号、またじわじわと加速して、また信号。暫くその繰り返しでした。そんな感じで平坦区間を終えて、アップダウンを淡々とこなしてPC2この辺りから雨足が強くなっていて若干身体が冷えてます。ここでシーフードヌードルを頂いて暖まります。食べながら再度DNFを検討。雨雲レーダーを見ながら、進んでも戻ってもどうやっても濡れると判断。絶望。ただ、2~3時間で止んで乾いたウェアでゴールできそうとも判断。もうこれだけが希望。覚悟を決めがPC2を出発。

もうしっかりと雨に濡れてしまってますが、幸いなことに気温がそれほど低くもなく、走っていればそれ程には寒くありません。でもシフトレバーを押し込む指の動きは鈍い。やっぱ電動かなあ………。眼鏡に付いた水滴で視界がとても悪い。もうこれだけで完全に心が折れてます。朝里の登りからずっと脚痛いままだし…

謎の駅(後で調べたら月ヶ岡駅)で休憩。ここでPC3までの残りの距離を確認。10kmくらい。屋根があるところで一息つけたのでテンション上がります。あと10kmでPC3!PC3!!PC3!!!とガンガン踏んでペースアップ。リカンベント速い速~い!ひゃっはーみたいな感じ。脚の痛みも忘れてます。しかし…10km走ってもPC3に着く気配がない。青看板から察するにもう3~4kmくらいはありそう。サイコンの距離がずれてたみたいです。もう完全にテンションダウン。ペースもダウン。

PC3、ここからはナイトライドです。雨は止んでたり小降りだったりでそれ程問題ではなくなっていましたが、路面が濡れていてライトの光が反射してしまい、視界は良くありません。反射の影響もあるのか対向車を幻惑させていたようです。パッシングされました。これは良くないと停止してライトの角度を下向きに調整。それ以降は対向車が来たときだけ一番暗いモードに切り替える運用にしました。

サイクリングロードに入るとライトを1段階明るいモードに切り替え、850ルーメン、全く不安がありません。前回からの反省が生きています。

そのままススキノに入り、普段と変わらない市街地走行でゴールのローソンに到着。中々に脚が削れているのでLチキ、豆乳、ホットミルクを投入しつつコール受付を済ませました。お疲れ様でした!

BRM929増毛300

エントリーしたって書いてなかったと思うのですが、参加してきました、初の300㎞ブルベ、BRM929北海道300km増毛。BRM1015薄野200kmで平坦基調で300kmなら何とかなるんじゃね?的なこと書いてたのをやってみた格好です。

今回もこんな感じで適宜グラフを更新しながらペースを把握しつつ走りました。走ってみた感触とデータが一致しててなかなか面白いです。

前日は時間が足りず、睡眠時間2時間ほどで自宅からスタート地点まで20㎞程を自走します。この時、江別市に入る手前辺りからもの凄い濃霧で、霧での視界不良も相当なものなのですが、眼鏡に水滴が付いてかなり辛い状態です。バッグに入っていたポケットティッシュで拭きながら走ったのですが、焼け石に水でした。で、スタート地点に着くと霧が晴れている。どうやら何もない場所で霧が濃くなるようです。そんな会話がスタート地点で漏れ聞こえてきました。

スタート地点で受付を済ませ、ブリーフィングの開始を待ちながら事前に準備していたパンを貪ります。

ブリーフィングが済み順番に検車しつつ終わり次第、各個にスタートという段取りです。割と前の方で並んでスタートしたような気がします。

スタートしてすぐに、また濃い霧になります。眼鏡が曇って視界が悪く、途中で眼鏡を外して、霧が薄くなるまでは裸眼で走っていました。視力の差が出る程の視程がなかったので裸眼でも気になりません。あまりにも眼鏡の曇りが酷いのは鼻セレブで眼鏡を拭いたから保湿された結果なのではないかと思っています。

R12~R275と辿り当別で道道28に入った辺りで、ここまでは周囲のペースにある程度合わせて走っていたのですがオーバーペースな気がしてきます。停止してグラフを更新するとやはりオーバーペースです。この後は信号や一時停止もない道が続くので止まりたくありませんから、ここで事前に用意していた一本満足バーを食べつつ周囲の参加者をやり過ごし、自分のペースを走ることにします。

道道28は普段から時々走っていてある程度勝手がわかっているコースです。平坦27km/hくらいになるような強度でたんたんと距離を稼いでいきます。青山ダムを越えたあたりでしょうか、霧も晴れたので眼鏡をかけます。気温が上がってアウターを脱いだのもこの辺りだったと思います。

道道28から突き当りで道道451に左折する辺りでしょうか。この辺で、想定していたよりも疲れている気がしてきます。道道28に入ってから自分のペースで走っても尚、オーバーペースだったことをここで自覚しました。ここでペースを落とせばよいのですが、寝不足の判断力の鈍りからか何故か、PC1でカップ麺を食べたら回復する筈だから時間を稼ぐためにペースアップしようと考えました。道道451の前半の登り基調では骨盤も回すペダリングでグイグイと踏んでいき、後半の下り基調ではリカンベントの速度の伸びを活かしてガンガン飛ばしていきました。

浜益に出て最初のセイコーマートで補給とします。寝不足による不具合を防ぐためにレッドブルで翼を授かりました。そのおかげで判断力の低下も解消されたのか、ここで攻めるのをやめることができました。

浜益からPC1の区間は長いトンネルが断続的に続くので、ブリーフィングではライトの操作の煩雑さからライトを点灯したまま走ることを勧めていました。しかし、私には対策があります。オートのテールライトとハンドルに装着したリモートスイッチで操作ができるMOON METEOR STORM PROです。これらの装備のおかげでバッテリーの消耗を抑えながらもトンネルでのライト操作のための停止を不要とすることができました。MOONのライトはリモートスイッチの装着が可能なだけでなく、リカンベントのブーム先端からハンドルバーまで届く長さのリモートスイッチのオプションもあるので、リカンベントにはとてもお勧めできるライトです。
ライト下部に繋いだケーブルがブームとハンドルポストを通って…
ハンドル左側のスイッチに。親指でポチポチ押すとライトのON/OFF、モードの切り替えができます。


すぐにPC1到着です。この後PC2まで補給できるコンビニ等が無い想定だったので食べ物を多めに買い込みます。また、塩おにぎりとシーフードヌードルで削れた脚の回復を図ります。少しリフレッシュしたので気を取り直して適正ペースで走ります。最初のオーバーペースで削れた脚には道道94前半の長く続く緩い登りが少しきつかったです。

妹背牛に到着、無いと思ってたコンビニがありました。ここで2本目のレッドブルで折れた翼を再度授かります。

そこからPC2まで進むわけですが、この間に当初は想定していなかった8%を越えるような立派な登りの繰り返しに遭遇します。平坦基調だと思ってたのにこれは完全に想定外。登り返しの連続だったのでコースプロフィール的にも気付きにくかったのだと思います。これに完全にやられた状態でPC2に到着することになりました。

PC2までに脚のあちこちが痛み出していましたが、まぁ何とかなるか…と思いつつPC2を出発。すぐにやや立派な登りが続きます。ここで、以前から強くなっていた両足の痺れをどうにかしたくなり、シューズのラチェットを緩めて走りますが回復しません。そこで、もしかしてと思いトゥカバーを外してみました。そしたらすぐに痺れが解消。トゥカバーの締め付けで痺れていたようでした。全然絞まってる感じしないんですけどね………

まもなくナイトランに突入です。街灯がない区間もありますが、最近導入したMETEOR STORM PROの450ルーメンのモードで全く不具合なく、30km/h程度での巡行でも不安がないレベルでした。HL-EL540で走ったBRM1015薄野200kmでは配光が横に狭く道路の境目がわかりにくかったのですが、METEOR STORM PROはスポット配光とワイド配光がバランスよく組み合わせられていてその辺りのストレスが全くありませんでした。HL-EL540の様な上側のはっきりとしたカットラインが無いので対向車を幻惑させるのではないかと不安がありましたが、上に漏れた光で青看板が照らせる程度の角度でもパッシングされたりすることもなかったので多分ですが、大丈夫なのではないかと思います。

ナイトランが始まって途中から、全く他の参加者と会わないので変な妄想してました。壮大にミスコースしてるんじゃないかとか、実は途中で中止になって自分だけ知らずに走っているだとか…


そんな精神状態でPC3に到着です。トイレを済ませてからホットシェフの豚丼を食べようと思ったのですが(本当はかつ丼が良かったけど無かった)、しばらく待ってもトイレが空かないので先に豚丼を食べます。食後にもう一度トイレチャレンジしたのですが、またもや空かず、諦めてPC3を出発しました。

そっからはもう、こんな苦行は早く終わらせたい以外のお気持ちがなく………、トイレに寄る時間も惜しいのです。極限状態にまで達しながらも構わずにゴールを目指します。ゴールに到着して、本当はすぐにゴールの手続きをするべきなんですが、極限状態の波があり………、やり過ごしてから手続きをしたので3分ほど遅い記録になっています。まぁスタートもそれくらい早かったのである意味正しい結果となりました。記録は16時間07分。ほぼ事前の見積り通り、上出来です。

極限状態を解消した後は受付に備えられていたおにぎりとカップ麺で自宅に帰るためのカロリーを補給します。漏れ聞いた話によるとどなたかの差し入れらしい?ごちそうさまでした。

ではふりかえり。

  • METEOR STORM PROのバッテリーの残は50%だった。明るさに不満なくランタイムも十分。これは本当に導入して良かった。自身の視界確保ではなく被視認性の確保のための点灯や点滅にはHL-EL540を使うことでメインのMETEOR STORM PROのバッテリーを温存していたけど不要でした。
  • LEZYNE SUPER GPSのバッテリーの残は32%。カタログ値で24時間のランタイムなのでもつかどうか不安だったけど余裕だった。ナビデータの作成はやりにくいけど、走行中のナビゲーションやその他機能には不足なく。まぁまぁ良いもの。安いしね。
  • 常用しているチェーンルブ、円陣家至高のCPO(リンク先は改良版のCPO[R])、自宅からの往復含め340㎞の走行でもオイル切れを起こしませんでした。官能的な潤滑が得られる美味しいところは250kmくらいまでなので普段は200kmを目安に注油しているのですが、そこから更に90㎞走行した実績が得られました。まだ行けそうです。
  • 足先の冷え対策でトゥカバーを導入して、確かに冷えには効果があったが、痺れを誘発してしまった。普段の走行で何度か使って問題ないと判断してのブルベへの投入でしたが、まとまった距離を走らないと洗い出せない問題ってあるものですね。
  • 眼鏡の曇りが酷かった。眼鏡を鼻セレブで拭かないこと。それは鼻用のティッシュです。眼鏡では目が乾く問題もありますし、アイウェア周りは何らかの対策をしたいところです。ずっと後回しになり続けてるんですけどね。
  • 前半のオーバーペースが一番の失敗。トータルでは見積り通りのペースで走れたが、このオーバーペースがなければより体力を消費せず上手く走り切れた筈。後ろの方でスタートする方が良さそうですね。この点とても不本意なのでリベンジしたいお気持ち。

運営スタッフの皆様、参加者の皆様、お疲れさまでした。とても楽しく有意義なサイクリングでした。RM1014薄野200kmにもエントリーしました。天候が良ければ走るつもりです。

手稲山アタックのつもりが追い込めなかった。

強度を上げると心臓がレッドゾーンに入って続かず、去年の同時期から4分半落ち。

ミラーを物色しにモーターサイクル用品店を2件ハシゴするつもりだったんだけど1件は雰囲気に圧倒されて入れず、1件だけ。モーターサイクル用は高級感があって良いんだけど自転車に使うには重い、ということがわかった。