BRM429日高門別200

今年は早めのシーズンイン、最初のブルベはBRM429日高門別200です。

オフトン峠を越えた朝、借金気味の起床で前日に買っておいたパンを食べ自宅を出発。20km程度、スタート地点まで自走です。まぁ普通。

ちょいちょい顔見知りと挨拶しつつブリーフィング、検車、スタート、普通。で、スタートです。

初っ端からそこそこ登るの、寝坊してカロリー足りてないのに周囲のアップライト勢に引っ張られてオーバーペース。国道に出てからは平坦基調なので淡々と心拍の美味しいゾーンで距離を稼ぎます。途中に丁度いいパックがあったので着いてたんですが、先頭見てビックリ、数台のブロンプトンが引いてました。27km/hくらいで巡航してたよ……。

カロリーやべぇなぁ……と不安になりながら走りつつ36km地点、やっと補給できそうなポイント、セブンイレブン千歳寿店。豆乳(いつかのブルベからお気に入りになってる)、塩おにぎり、朝バナナ(セリー飲料)を補給。inゼリー2つはポケットへ。やっとカロリーの不安から脱却できました。

こっからはほぼほぼソロだった気がする。淡々といきます。51.9km地点、PC1 ローソン安平町遠浅店。ちょっと前のコンビニで補給は足りてるのでラムネ(粒の方)を買ってチェックOK。

それから30kmくらい進んだ地点なんですが
「カチャーン」
ってなんか踏んだ音がして、その直後に
「フシュルルルル~…」
って、パンクじゃないですか。しかもこれすんげぇ雰囲気悪くないです?再起不能だったらどうしよ……って思いながら停止して確認。多分、10年振りくらいのパンクです。滅多にパンクしない人なんです、私。とはいえそこそこ長く自転車趣味してるんで慌てずに対処しますわよ。チューブの穴の位置を特定して、タイヤのその位置を注意深く観察。異物なし。小さく切れてるけどタイヤブートもいらん程度でしょ。ってことでチューブ交換して必死でポンピング。例のポンプ、初の実戦投入です。まぁまぁ辛かったけどいつもの空気圧入ったのでヨシ!トータル30分くらい使っちゃった。

実は勝手に楽しみにしていたことがありまして。もし貯金があればカフェ 勇輪さんに寄ろうと思ってたんですよ。お伺いしたことなくってですね。勝手に楽しみにしてたんです。さっきのパンクでその貯金も使っちゃったんですがね。しかし、定休日!まぁ、しゃーない、また来ます。

そっから15kmくらい走って96km地点、セブンイレブン日高門別インター店。パンク修理でちょっとMP減ってるし昼ごはんの時間だし、ここで体制立て直すことにします。わかめご飯おにぎり、赤飯おにぎり、塩おにぎりで食事OK。ここでも豆乳。そしてまたinゼリー2つ買ってポケットへin。

出てすぐの通過チェックAで写真取り、出発。

この後はだんだんとアップダウンが出てきます。4%くらいのがちょくちょくと。リカンベントの4%ってロードの感覚的には8%くらいだと思います(諸説あり)。まぁなんとかやっていきますよ。

そんでPC2は111.4km地点、ローソン平取本町店。ボトルが1本空になったのでここではスポドリと水を購入。

さて、ここからが地獄です。強烈な
「ノートイレ, ノートイレ ファラウェイ, ヒューマンプライドバトル,なう」
青いPの標識見て心踊るも、停めるだけのP……。しかもですね、どうやら先のパンクでタイヤのケーシングがやられていたらしく、真円度が損われてポコン…ポコン…と振動があるんですよ。これが膀胱を揺さぶるわけですね。暖いからってハラマ…ウエストウォーマーを外したのもよくなかったか、とにかく地獄。本ブルベ最高のトピックはパンクではなくてこのヒューマンプライドバトルとなりましたとさ。パンクはスパイスです。まぁ、勝ったんですけどね。

147km地点、セイコーマート厚真店。いやぁ、大勝利。果汁100%ジュース、また豆乳、そんで大福を補給。

こっから心肺機能が低下。春からLSDしてませんからね、想定内です。有酸素より下のゾーンでゾンビみたいに、距離だけ消化、まぁ、なんとかなるでしょ。トラブルなきゃこの調子で完走ですわ。

166km地点、セイーマート追分本町店、チーズチクワとどら焼きを補給。カロリーというよりは気分転換ですね。リカンベントのエネルギー効率であればもう惰性で完走いける感じなので。

181.3km地点、通過チェックB。ゾンビみたいになりながら写真撮影。この辺りから薄暗くなってきて夜間走行を意識し始めます。(といってもハブダイナモの常時点灯なのでやることないんですが)
とはいえライトの微妙な角度が気になって調整しながら走ります。走らないと点かないけど走りながら角度変えられないのでまぁちょっと大変よね。角度決まってからはノーストレスでゾンビ走行です。

惰性でゴール!セブンイレブン札幌青葉町8丁目店。201.9km。いやぁ~きつかった。ゾンビだった。お疲れ様でした!

道路交通法の一部を改正する法律案について

国会提出法案|警察庁Webサイト (npa.go.jp)
令和6年3月5日 道路交通法の一部を改正する法律案
要綱(55KB)
案文・理由(100KB)
新旧対照表(158KB)
参照条文(120KB)
参考資料(584KB)

先日、国会に提出されたとする法案です。自転車の青切符適用についてはニュースでよく話題になっているようですが、今回は上記画像にて引用した件について着目して私見を述べていこうと思います。

3 車両(特定小型原動機付自転車等を除く。)は、当該車両と同一の方向に進行している特定小型原動機付自転車等(歩道又は自転車道を通行しているものを除く。)の右側を通過する場合(当該特定小型原動機付自転車等を追い越す場合を除く。)において、当該車両と当該特定小型原動機付自転車等との間に十分な間隔がないときは、当該特定小型原動機付自転車等との間隔に応じた安全な速度で進行しなければならない。

道路交通法第十八条第3項に新設されるものです。側方間隔を空けるように求めていきたいところですが、今回はそのような規定は”設けられません”。「安全な速度で進行」という義務のみが設けられます。
「当該特定小型原動機付自転車等を追い越す場合を除く。」
という除外規定がありますが、では追い越しの場合はそんな義務がないのかというとそんなことはなく、既存の法令にて「追越しをしようとする車両(次条において「後車」という。)は(中略)できる限り安全な速度と方法で進行しなければならない。」と定められています。(道路交通法第二十八条第4項)

まとめると、現状では追い越し時には注意義務が明示されていたところ、特定小型原動機付自転車等(以下自転車と呼びます)の追い抜き時にも注意義務が明示的に課されることになります。コレジャナイ感は否めませんが、進歩といえば進歩でしょう。

では次。新設される道路交通法第十八条第4項を見てみましょう。

4 前項に規定する場合においては、当該特定小型原動機付自転車等は、できる限り道路の左側端に寄つて通行しなければならない

(罰則 第二項については第百十九条第一項第六号 第三項については第百十七条の二第一項第四号、第百十七条の二の二第一項第八号ロ、第百十九条第一項第六号 第四項については第百二十条第一項第二号)

自動車が速度を落とすことのバーターとして自転車に義務が課されます。通常の通行位置は「道路の左側端に寄つて」のところ、追い抜かれる場合に限って「できる限り道路の左側端に寄つて」となるわけです。自動車には進路を変えて側方間隔を空ける義務は設けられないけど、自転車には課されます。不公平ですね。

もうひとつ、見落しやすい変更点があります。道路交通法第二十条第3項の改正案です。

3 車両は、追越しをするとき、”第十八条第四項”、第二十五条第一項若しくは第二項、第三十四条第一項から第五項まで若しくは第三十五条の二の規定により道路の左側端、中央若しくは右側端に寄るとき、(中略)又は道路の状況その他の事情によりやむを得ないときは、前二項の規定によらないことができる。

この”前二項の規定”というのは、自転車に関連するのは第1項になりますが、車両通行帯がある場合は第一通行帯を走りなさいという規定です。語弊あるのを承知でざっくりいうと、「片側2車線以上ある場合は左の車線の中を走りなさい」という決まりです。車線の外の端の部分を走ってはいけません、ということですね。片側1車線の場合にはない決まりです。

難易度高ぇぞおいぃ!?

では、自転車が後方から来る自動車に対して(できる限り)端に寄る義務が発生するケースと発生しないケースを個別に考えてみます。要は、この法案が通ったとして我々自転車利用者の運転行動はどう変化するのか?ということです。イメージしやすいように「できる限り道路の左側端に寄つて」の程度をここで説明しておきます。
この文言の通り課された義務によって左端に寄っているものとしてイメージしやすいのは「左折している教習車」でしょう。きっちり左端に寄せていると思います。あれが「できる限り道路の左側端に寄つて」の程度として考えられる基準です。
「最初から常に寄っておけばいいんでしょ?」
というのが現実的ではないことがわかると思います。

追い越される場合

自動車がそのまま進めば追突になるから右に避けなければいけない場合ですね。これは今まで通り、何も変わりません。

既にできる限り寄っている場合

これも変わりません。これ以上はどうしようもありませんからね。

片側1車線、できる限りではないけど端に寄っている(通常の走行位置)、スレスレなら側方通過できそうだ

寄る義務が発生します。路面が荒れ気味等で車道外側線の左側に余地を残している場合等あるかと思いますが、できる限り寄る必要があります。「できる限り」ですから、無理はしないでください、罰則ありますけど。

片側2車線、車両通行帯らしいから車線内の左に寄って走っている。スレスレなら側方通過できそうだ。

寄る義務が発生します。ただし、抜かれたら元の車線内に戻らなければなりません。自動車が追い抜きではなく追い越しを選択した場合は車線外に出てまで寄ってはいけません。意味がわかりませんね。後方から来る自動車に応じて車線の内外を行ったり来たりしなくてはなりません。行くも来るも間違えれば罰則が待っています。青切符です。

理由は置いといて、第一車線の右端を走っている

賛否あろうかとは思いますが、車両通行帯指定があるなら合法です。車両通行帯指定がない場合、「道路の左側端に寄つて」の程度解釈によるところで、これには罰則もありませんから、そういう自転車を見かけてもそっとしておきましょう。
この場合、第二車線を走る自動車との側方間隔は近いものになるでしょう。ですから、この場合は寄る義務が発生します。ただ、車線の外まで寄る必要があるとは考えにくいです。車線内で進路を変えるのみで側方間隔が確保され、その時点で寄る義務がなくなるからです。

今後の走行位置の最適解を考えてみる

片側1車線

今まで通りある程度の余裕をもって寄っておけばいいでしょう。自動車が来たら無理ない範囲で寄ることになります。今までもそうしてきたと思います。新設される法令によりスレスレを高速で抜かれることがなくなっていることを祈りましょう。

片側2車線(以上)、車両通行帯指定なし

片側1車線と同様です。車両通行帯指定がないただの車線には自動車、自転車共に法的な拘束力は発生しませんから、2車線分の幅がある1車線と捉えて差し支えありません。

片側2車線(以上)、車両通行帯指定あり

第一車線の中央を走るのが最適解です。先に述べた通り、車線の左端に寄ると現実的ではない高難度の走行を強いられます。車線の外を走っても青切符です。車線の中央を走り、自動車には「追い越し」の選択肢しかない状況を作りましょう。その場合、自動車には隣の車線に移る義務が発生します。

片側2車線(以上)、車両通行帯指定あるかわからない

車両通行帯であると見做して第一車線の中央を走るのが最適解です。もし車両通行帯指定があった場合はこれで何も問題ありません。車両通行帯指定がなかった場合、問題になる可能性があるのは道路交通法第十八条の端に寄る義務ですが、これはその程度に解釈の余地があり、仮に違反とされても罰則はありません。罰則なしの違反となる覚悟で第一車線の中央を走るのが最適解です。消去法でそうなります。

最後に感想を

何考えてっかさっぱりわかりません。それより側方間隔1.5mを明文化しなさい。こんな非現実的でチグハグ支離滅裂な法案は通すべきではありません。これで何かが良くなるとは到底思えない法案です。何考えてんだ。

BRM1008薄野200

恒例の薄野200、今年も走ってまいりました。今までは「前回よりは上手くやってやろう」みたいな向上心があったものですが、今回はとにかくお祭りを楽しみましょうという心持ちです。

装備は前回とほぼ一緒。これはもう完成した感があります。

本年中のこれまでの走行距離は1443km。苦しんだ去年が1210km、これと同じような一年を過ごしていたのですが、これでは不味いと足慣らしに支笏湖を登った分が上乗せされてます。この差が、しっかりと結果に出ます!

寝坊気味に起床し、朝ご飯も食べずに受付、検車を済ませ、そのままスタート……せずに、すぐそこのコンビニで朝食です。時間は惜しいけど、カロリー不足した状態で踏むと後半に響きますから補給が優先です。おにぎりひとつとゼリー飲料ひとつを胃に入れて、両ポケットにゼリー飲料をひとつずつ入れて出発です。

今回はご飯タイムで全車見送った状態の最後尾の最後尾なので抜いたり抜かれたりは殆どなく、消耗せずに国道区間をクリア。

南沢の上り、ここが薄野200のピークです。時速1桁余裕のヒルクライム、ここでポケットからゼリー飲料を取り出して補給しつつ登りました。今回、両ポケットにゼリー飲料を絶やさず早めの補給を心掛けながら走りました。

通過チェック定山渓のローソン、ここではおにぎり2つと豆乳を補給。豆乳は新十津川200で良く効いたので、それから意識して摂るようにしてます。薄野200は朝里峠を越えた先のPC1に間に合うかどうかが山場ですから、ここはのんびりせずに食べたら出発です。これまでの薄野200の経験からこの辺りでアウターを脱いでおかないと登りで暑くなるので、半袖ジャージ+ウィンドブレーカーにしました。

ペースはサイコンのグロス平均とこの先のアップダウンを考慮しながらギリギリの遅さで、無心で淡々と登ります。このコース、好きなんですよねー。

こっからは下り。飛ばさず急がず淡々と、連続ヘアピンの縦溝にビビってゆ~っくりになったりしながら。そんで毎度のことなんですが、下りが終わって足を回し始めると攣りそうになるんですよね。これどしたらいいんでしょね。ロードなら下りでもできるだけ脚を回して冷えないようにするところですが、リカンベントだと出過ぎちゃうの基本的に常にブレーキなのよね。

そんでお腹が冷えたので朝里のセブンイレブンでトイレ休憩してオロナミンCを補給。張碓の登りに若干、神経を削りながらもPC1到着。クローズ7分前です。時間はギリギリなのに焦りもなく、まぁ、気持ちだけは余裕です。

お昼ご飯はチャーハンとカニカマ。しっかり食べて出発です。

ここまで来たらトラブルでもなければ完走が堅いのはわかってるので、あとはサイコンのグロス平均を気にしつつも自分のペースで。何事もなく厚田のPC2、18分の貯金を作れました。豆乳を補給してポケットにゼリー飲料を補充してサクっと出発。

こっからのアップダウンが貧脚を削ってくるんですよね。削れないように超ローペースで登るんで削れないんですけど。どんくらいローペースかというと、数字はStravaを見て頂くとして、眼鏡にハエが止まりましたw。ハエが止まるような遅さってことです。いやー、酷い。

まぁ若干の貯金もあるし、登った分は下りである程度は取り返せるし、サイクリングを楽しみつつPC3新篠津です。最後の補給はカップのとん汁。貯金は14分。こっからは平坦だし、ちょっとゆっくりしてから出発しました。さぁ、ナイトライドですよ!

途中、追い付いてくるBBCの方達を視界の端に捉えつつ進んだら……ミスコースしました。コース復帰したらその流れで、この後の道中はBBC勢とギリギリベテラン910さんグループに紛れ込むことに。

そして真っ暗な河川敷では、またまたミスコースして入水しそうになりましたw ヘッドライト(頭に着ける方)準備しとけばよかった。

河川敷から上がって薄野の街に出れば慣れた市街地走行です。いつもの通りにゴリゴリを走ってゴール。クローズ10分前でした。

終始、ギリギリではあるけどキツくもなく、焦りもなく、余裕かつギリギリのサイクリングを楽しめました。

北海道ブルベに関係する全ての皆様方、今年もお疲れ様でした。

道中、910さんの姿を見る度に完走ペースであることを確信しておりました。

BRM513北海道300kmトトロ(DNF)

私史上2度目の300kmブルベです。1度目はBRM929増毛300でした。あのときはBRM1015薄野200kmでブルベを知り、BRM617前田200km完走で調子に乗り(実際、今よりずっと踏めてた)、そこからの300完走でした。今回は……BRM429北海道200km新十津川をヘロヘロになって完走した流れからの300です。ですから確実な完走は目指さず、まぁPC1辺りで脚の様子見て帰ろうか、くらいな心構えでのエントリーでした。

お前なんでそんなブルベにエントリーすんのよ!?って話なんですが、すげぇリカンベントが北海道まで遠征してくるって話でして、どうしてもひと目拝みたかったんです。それならエントリーせずにスタート地点まで行って冷やかせばいいんですが、まぁ、いっちょやけっぱちでエントリーしてあわよくば完走を目指したっていいじゃないかと、そんな感じです。

当日朝はスタート地点近くのローソンで食料とドリンクを買い込みパンひとつを朝食に。スタート地点でリカンベントの方と挨拶させて頂きました。ローレーサー同士でランデブーとか出来たら相当にカッコいいところではあるんですが、前情報から走力にかなりの差があるのわかってましたし、お会いした感じもやっぱめっちゃ強そう。

そんなんでスタート。リカンベントさんは圧倒的速度差で見えなくなりましたとさ。いやー、すげー迫力でした。めっちゃ良いもの見せて頂きました。これで今日のメインの目標は達成です。

前回はスタート直後のオーバーペースがやっぱり失敗だったし、コース的にも周囲のペースを気にする必要がなかったので心拍だけ見て終始淡々と行く作戦です。何事もなく当別に入り、そこのコンビニをスルーすると100kmくらいコンビニがないんですが、朝に補給食を買い込んであるのでまぁいいかとスルーしました。そっから熱い(酷い)ドラマが始まりました。

トイレ…と思いながら43km地点、道民の森 案内所、時間早過ぎてまだトイレ開いてねぇ!
そこから人としての尊厳のためだけの走行を続けて54km地点、9:36、道端で被服の調整とパンの補給。今思うとこの10km分を道民の森案内所で待機してたらトイレ開いたんじゃねぇの…とは思ったりもしましたが、まぁなんとかなるでしょ、まだ戦える。

と、我慢々々の78km地点、通過チェック石狩吉野郵便局。開いてない!私別にトイレとか一言も言ってないんですが、多分そんなオーラ出しちゃってたんだと思います。居合せたランドヌールさんが10km進んだところにトイレあると教えてくれました。

ありました。ありましたよ。91km地点 里見高台駐車公園。ここで人としての尊厳の戦いが終わりました。朝買ったドーナツを食べて、さぁ、

ここからがランドヌールとしての戦いです。

ずっとそれどころじゃなかったんですが、実はかなり脚、きてます。とはいえ、まだ生きてはいる状態で101km地点PC1ローソン雨竜追分店。

レシート見ると

  • ポカリ
  • シーフードヌードル
  • おにぎり
  • Inゼリー2種
  • 豆乳
  • クリームパン6個入

これはまだやる気があるときの買い物です。もうかなり脚きついんですが、それでもあわよくば狙ってやろうという、そういうテンションでした。

ポカリと水をボトルに入れ、余った水を飲み干し、豆乳も飲み、おにぎりを食べシーフードヌードルを啜りました。

私、いつもルートの往路、復路で重複区間がある場合には重複が起こらないのにルートを区切ってサイコンのナビを設定するんです。PC1はその区切りの区間でした。補給が終わったのでナビに後半戦のルートを転送してから出発しようというところだったんですが、いやぁ、上手くいかねぇの。

前々からちょくちょくこういうことはあったんですが、大抵は粘ってればどっかで成功してたんですよね。しかし、今回は何度やっても、スマホを再起動してもサイコンを再起動しても、もう無理な感じ。キューシートで走れよって話もなくはないんですが、スキル的にその自信もなく。まだかろうじて脚が生きてるとはいってもミスコースして余計に脚を使ってしまったりなんてことを想定してまで走れる算段はなく。

DNFを決めました。体力、体調面からのDNFはありましたが、機材トラブルのDNFは初です。(ヘルメット忘れてDNSはやらかしたことがある)

まぁ帰るだけなら青看板見て国道走ればいいのでGPSなくても支障ないし、こっからは確実に帰宅するだけのサイクリングを楽しみますかー!

という感じで17kmくらい走ったところで脚が終わりました。セイコーマート新十津川で休憩。トイレとコーラ。どうも今日は消化器系の調子がよくない様子。多分、運動量に対して身体のキャパが足りてない感じ。stravaのログ見てのこの辺から心拍が上がらなくなってってるのがわかります。この辺りで、サイコンのトラブルなくても結局完走は無理だったなーと確信するのでした。

終わった脚でも進めはするのがリカンベント、淡々と進み、札幌に近付いてきたんで無駄ルートにならないようにナビを入れてみるかと…動くじゃんか!だったらPC1でも動けよ!!どっちにしろ完走は無理だったけど。で、折角なんでゴール受け付けに寄ってから帰ろうかとそっちにナビをセットしました。

皆より走行距離100km少ないもんでね、トップでゴール受付に戻ってきましたよ。完走もせずにゴールに用意されたお菓子食べながらトップ一桁でゴールする人達の会話に新鮮さを覚えつつ、遠征リカンベントさんのゴールもお迎えできて少しお話もできました。

今日は人としての尊厳の戦い、脚の勝負、消化器キャパオーバー、サイコントラブルとまぁ色々とgdgdでしたね。それでも家を出て家に戻ってくる過程がブルベです。楽しかったです。皆様お疲れ様でした!

GPSサイコンどうしよっかな。何か良いやつ買おうかしらね。

BRM429北海道200km新十津川

ブルベ最初の峠はいつだって早起き峠です。これをなんなくクリアして、パン3つの朝食を摂って家を出ることができました。ここまでは快調!

当日は夜から雨予報ということで、雨に当たらずに早くゴールしたい!という希望がありました。そんな感じなんで、いつもは最後尾でもいいやくらいのところ、普通に並んで検車を済ませてスタートしました。

スタートしてR275を抜けるまでは密度が低い状態で走りたかったので、自分の脚よりひとつ速いパックにジャンプしながら走りました。それを見て「リカンベント速い!」とか思った人もいるかも知れませんが、残念、あれは一時的なハッタリです。

R275を抜けてからは心拍を見ながら自分のペースを保ちます。R275でジャンプした人達も概ね前に行ったんじゃないかと思います。

そんな感じでPC1。補給は

  • ブリトー
  • オレンジジュース200ml
  • 焼きそばパン
  • ポカリ500ml(ボトルにIN)
  • 水500ml(ボトルにIN)

普通に食べたいものを食べる、余裕がある時の補給です。

しかし、PC1抜けてからなんだか調子が悪いです。寒い、眠い、脚が回らない。
あまりの眠気に危険を感じ、路肩に停まってリカンベントのシートに収まったまま2~3分目を閉じました。これが概ね成功、以降、眠気だけは感じませんでした。

それでも脚は回らないまま、ふらっふらになりながら通過チェックで写真撮影。

そうして瀕死の状態でPC2に着きました。補給は

  • カップみそ汁
  • INゼリー エネルギーIN
  • レッドブル200ml
  • オレンジジュース200ml

固形物なし。完全に余裕がないときの補給です。しかし暖いみそ汁が身体の芯まで染み渡り、寒さは解消され、脚も幾分かは回復しました。

しかし気になることが、心拍計が動かないのです。コンビニで自転車を離れた際に接続が切れたんだろう程度に思っていたのですが、しばらく走ってスイッチのON/OFFなんかしてみても一向に復活する気配がなく、結局は心拍でのペース管理は諦めてテキトーに走ることにしました。もうなるようになれです。安さに魅かれて選んで心拍計だけどなんかトラブル多いので買い替えようかな…

そしてPC3、セコマのフライドポテトで補給。フィジカル的にはボロボロですが、最後のPCをクリアして貯金も1時間以上あるのでメンタル的には良い感じで、普通に食べたいものを補給しました。

しかし、そのメンタルもすぐに粉砕されることになります。R275を抜けて通過チェックBに向かう区間がまぁ酷い。「ドが付くほどの平坦コース。」って書いてたじゃないですか。そりゃRWGPSのデータにはなんかギザギザあるのは見えてたけど、ド平坦というからにはそうなんだろうと思っていたわけですよ、しかしこれがまた、リカンベントにはしっかりと効いてくるアップダウンでした。7%の小さい登りを繰り返し、繰り返し…
それでもゆっくり登る分にはそれ程の負担でもないんですが、雨に当たらずゴールしたい焦りから対して速くもならないのに無い脚で踏むもんだからゴリゴリと消耗していくわけです。しかも数滴雨に当たるし…焦って無駄に踏みますって。いや、好きですよ、ブルベのそういうところ、好きです。

そんな瀕死の通過チェック、写真撮影。ここでもふらっふらでございます。

以降、ふらっふらなのでPCでもないコンビニにだって寄るわけです。

  • セブンイレブン奈井江町店
    • ポカリ500ml(だだのボトル補充)
  • セブンイレブン月形町店
    • 豆乳(バナナ味)

あれ、豆乳なんか効く、調子が回復する。踏める。

後半は車に揉まれる区間が多目ですが、豆乳効果で淡々と進み、どうにかゴールできました。途中数回は諦めかけましたが、なんとかなりました。いやー、きつかった。今シーズン走行距離トータル200kmくらい、1度の最長が50km程度の脚の仕上りでよく頑張りましたよ自分!

参加の皆様、運営の方々、今回はお疲れ様でした。次はやけっぱちエントリーのトトロ300です!

※ ゴールでも豆乳買いました。帰宅するまでの間も踏めました。やっぱり豆乳なんか調子いい。

DAHON Boardwalk D7その後

ホイール交換

値段なりに悪くないパーツが付いてると思うんですが、ホイールだけはちょっと我慢できませんでした。ハブがゴリゴリでシャフトが微妙に曲がっていたり、リムのブレーキ面に段差があったり。ただ乗っている分には何の不都合もないんですが、個別に状態を見てしまうとどうにも我慢ができなくなるわけです。ということで、軽量化も兼ねてホイールを組んでやろうと。

ホイールを組むためのパーツ一式

【リム】
KINLIN Nb-R 20H/32H
軽くて、シルバーで、リム高が大袈裟じゃないものということでこれになりました。ノーマルでは20H/28Hですが、ハンドル交換によりアップライトな姿勢になったので後輪の穴数を増やしてみました。

【前ハブ】
RIDEA HF3
DAHONのOLDに対応したハブということで、こんな上等なものじゃなくてもよかったんですが、他に選択肢もなくこれになりました。こんな上等なものじゃなくてもよかったってくらい上等なものなので大満足です。軽いし仕上げ綺麗だしよく回る。

【後ハブ】
シマノFH-RS400
後ハブってちょっと上等なのにしようとすると途端に価格上がるんですよね。それなら欲を出さずに安定のシマノということで深く考えずにこれ。

【スポーク】
星スターブライト#14
なんかこれ好きで使っちゃうんですよね。

【スキュワー】
Litepro Titanium Alloy QR inner hexagonal lock
元から付いてるのがナット留めで、特にQRじゃなくても困らないので軽さと見た目のスッキリさを重視してスキュワーを選択。

前2クロス、後ヨンロク組で組みました。強く踏むとちょっと後に引っ張られるような感じがありますが、自転車の用途に素直な領域で踏む分には自然に進みます。路面の細かい凹凸がヒタヒタ…という感じで伝わってきて乗り心地も優しく大満足です。

10速化

ホイール交換に付随してドライブトレイン一新です。元は7速のところ、Rハブと手持ちパーツの都合で10速化となりました。
RDは手元にあったRD-4601(SS)、スプロケは同じく手元にあったCS-5700(11-28)。シフターはマイクロシフトのサムシフターです。乗り方からいって7速でも10速でもまぁどうでもいいんですが、このシフターがまぁ楽しいこと。

サムシフターが付いたハンドル周り

楽しいのはいいんですが、元が7速前提のところ10速にしてロー側のチェーンラインが厳しくなったからかフロントからチェーンが落ちる落ちる。乗る度に落ちます。流石に毎度指先を黒くしてスーパーに買い物に行くわけにもいきませんから対策をします。TernのMainstay Chain Guideこれは最強ですわ。チェーン落ちがピタっとなくなりました。

クランク周り一新

BBはTOKEN TK866CM軽くて高過ぎないやつ。クランクはLITEPROの軽いやつ。バッシュガード込みでそこそこ軽くできるものってことでこれになりました。元は52Tですが常用速度域からそこまで必要ないので47Tを選択。

クランク、仕上げが酷いですね。バリが凄い。近くで見るとゲンナリします。とはいえ、普段使うときはそんなにマジマジと見るわけでもなし、普通に見る分には何もわからんです。問題なし。踏み味はノーマルの方がよかった気がするけど、別に悪くもないし軽くもなったしこれでよし!

BBは素晴しいです。自転車全体として真っ当な乗り物になった感じがします。元から付いてるのもそんなに悪いものじゃないと思うんですが、それにしても劇的にフィーリングが良くなります。最初のひと踏みでフリーが「カンッ」とかかる一瞬でなんか楽しくなっちゃいました。

シートポスト

ノーマルに何の問題もないんですが、ただ軽くしたいので交換。
FF-R ALUMI SEAT POST 339
そんなに高くないし軽いし競合と比べても頑丈らしいんでこれにしました。問題なく使えてます。乗った感じは何も違いがわからんです。それだけ問題がないってことですね。軽くなったからよし!

サドル

ノーマルがどうにも尻に合わなくて、10kmも乗れば痛くて休憩しなきゃならんかったのです。

そこでガラクタ箱から昔使ってたサドルを引っ張り出して付けたんですが、黒いサドルで、自転車全体の見た目がまぁ酷い。昔使っていたサドルなので問題なく使えるんですが、とにかく見た目が酷い。黒が完全に浮いちゃってるんです。そこでTIOGA Fortisにしてみたんですが、ノーマルよりマシとはいえどうにもしっくりこない。20kmくらいから休憩したくなります。ノーマルより重いのも許せません。

そこで見付けたのが昔超気に入っていて一番調子が良かったSELLA ITALIA SLRの見た目が合いそうな茶色いやつ。
SELLA ITALIA SLR Nubuk Ti316 BWN
お高いけど尻の痛みにはかえられませんから買いましたとも。最高ですよ、軽いし、尻がノーストレスです。自転車全体の見た目も悪くない。

まとめ

こんな感じになりました。だいたいやりたいことは全部やったので、あとはこれで楽しく輪行したりして遊んだりスーパーに半額弁当買いに行ったりしようと思います。

色々とパーツを換えたDAHON Boardwalk D7

2022BRM1009薄野200

前回走った薄野200は2018年。コロナ禍もありブルベからは距離を置いてましたし、それでもまぁ、そろそろいいんじゃないかな?っと走ったBRM515北海道200㎞幌内美唄は絶不調からのDNF。薄野200はお祭りですから、閉塞感から抜け出すためにも、今年最後にパーっとね、やりたかったわけです。

直近で走った薄野200は2018、その年のそれまでの走行距離は2073.9km。今回は、1210.25km。いやぁ、走れてませんね。この差が、しっかりと結果に出ます!

装備

ウェア

ライト

~スタート

チェーンの注油をしたくらいで、特別の準備とかはしませんでした。ナビのルートは公式に上がってるRWGPSのデータをそのままLezyneのサイコンにインポート。
当日は朝起きたらパンを3つくらい食べて家を出発。何事もなくスタート地点に到着しました。

スタート~通過チェック

スタート直後は市街地走行です。対自動車の位置取りがリカンベントと他のアップライト勢では異るので、気を張りつつ慎重に走ります。すぐにやってくる南沢のアップダウン、インナーローでよろよろと走ります。今年はお祭りとして来ていますから、完走できないならできないで問題なし、ペース管理なんて一切しません!

R230に出て暫く走ったら、渋滞…ローレーサーじゃスリ抜けも怖くて嫌なんで素直によたよたと追従します。このロス、後に響きます!

そんなこともありつつ通過チェックのセイコーマート定山渓温泉店に到着。ホットシェフのおにぎりを頂きました。

通過チェック~PC1

通過チェックを出てすぐにミスコース。先にスタッフさんが注意してくれてたのに。すぐにサイコンのナビがルート外れのアラームを鳴らしていたのだけど、引き返すポイントがなく無駄に違う方向に走ってました。このロス、後に響きます!

そうそう、いつからだったかは覚えてないんですが、曲がるポイントでのアラームが鳴らなくなってたんですよね。これも一因ではあるし、後々にもじわじわと影響することになります。

朝里峠の登りです。気温が上がってきたこともあり、サイクライムジャケットを脱いで半袖で登ります。何も面白いこともなく、淡々と。下りはウインドブレーカーを着て、速度を出し過ぎないようにブレーキを当てつつ進みます。ハブダイナモの抵抗もこういうシチュエーションではかえって有り難い。下りで冷えた状態でちょっとした登り返しを踏んだら…脚が攣りそうになりました。これ、後に響きます!

5号線から銭函に左折するポイント…スルーしちゃいました。だって曲がるポイントのアラーム鳴らないんだもの…。歩道を暫く歩いて引き返しました。曲がるべきだった交差点まで歩いてきたところで、ふと残り時間が気になってキューシートとサイコンの時計を見比べます…やべぇ、これ間に合わない!!

交通状況と脚の限界を見極めて踏みましたとも。といっても、もう30km/hを維持することも出来ない程に脚が削れていたので、ほんとよたよたと進んでました。もう完全に諦めてましたね。

なのに、なのにですよ、サイコンの距離は全然届いてないのにセコマが見えた。実はサイコンのスピードセンサーの電池が切れていてGPSによる計測になってたんですが、そのせいか走行距離が狂ってたようです。結果、レシート時刻でクローズ1分前着でした。スタッフさんが盛り上がっておりました。前田200のPC2を思い出しました。

PC1で買い物を済ませ、セコマを出る頃にはもう他のランドヌールは見当たらなくなってました、が、呑気にカツ丼食べました。ギリギリなのになに呑気に食ってんだって話ですが、今ギリギリならこれからもずっとギリギリに決まってるし、どうせ食わなきゃ踏めなくなるって話で。しっかり食べて行きます。
これ書く前に前回を振り返ろうとブログ読み返してたんですが、同じくPC1でカツ丼食べてましたね。

PC1~PC2

何ごともなく。強いて言うなら
「こここんなにアップダウンあったっけ?」
はい、脚が削れているだけです。

この辺りから、妙に心拍が上がらないのに気付きます。強く踏めば速度は上がるけど、心拍は据置き。これ、BRM515北海道200㎞幌内美唄をDNFした時と一緒です。多分あまりにも乗れてないってだけ。とはいえ、その時よりはかなりマシ、でも無理に踏んだら走り続けられないので心拍が反応する範囲の強度で走ってタイムアウトしたらしたでいいやと決めました。

で、PC2クローズ2分前着!いやー、スタッフさんが盛り上がる盛り上がる。いやー…もう…毎度すんません…。PC2はウィダーインのマルチビタミンを補給。ちょっとだけ踏めるようになりました。(心拍は上がらないまま)

PC2~PC3

よたよたと走ります。PC3もクローズ2分前着。やけっぱちで走ってるだけで狙ったわけじゃないんですよ、ほんとに。ここではウィダーインのマルチミネラルを補給。これが効いたのか、以降ちょっとだけ心拍上げられるようになりました。こっから先は平坦だし、機材トラブルでもなければもう安心です。

PC3~ゴール

ここからは夜間走行です。今回はハブダイナモに最強のライトがありますから、無敵です。明るさも配光パターンも完璧でノーストレス、の筈だったんですが3Dプリントで作ったマウントの出来がイマイチで角度が下気味になり、走りやすい距離まで光を飛ばせませんでした。作り直さなきゃ。でもまぁなんとかなりました。

そして、30km/hも維持出来ない程度のコンディションなりに調子良く踏んでいくと910さんに追い付き、抜く程のペース差もないので漫然と後を走っておりました。結果、ギリギリ隊が編成されました。

こうなれば鬼に金棒です。ベテランランドヌールのペース管理に乗っかれば完走は確実ですって。リカンベントの空力で迷惑かけないように最後尾を維持して小判鮫走法。クローズ8分前でゴール出来ました。レッドブル飲んで、ゴール間近でポツポツと降り出した雨に当たりながら家に帰りました。

振り返り

  • 心拍が上がらないので普段より10rpmくらい低いケイデンスで踏んでたら翌日にダメージ残った
  • ハンドルが低くて肩が凝った。数日バキバキだった。ポジション大事。
  • リカンベントのブームに付けたライトはハンドルと連動しないので、サイクリングロードの切り返しとかで曲がる方向が見えにくかった。ヘッドライト(ヘルメットに付ける方)あった方がいいかも。
  • チェーンオイルを円陣家至高のCPOからCPO-Rへ鞍替えして初ロングだったけど、後半のちょっとした物足りなさが解消されていた。CPO-Rはブルベ対応と言っていいかも。
  • ちょくちょくギヤ足りないケースが出てきた。ロー28Tでだけど、次のチェーン交換のタイミングで32Tと検討してもいいかも知れない。
  • もうちょっと距離走っとこう。

出走したランドヌールの皆様、応援隊の皆様、スタッフの皆様、ギリギリ隊の皆様、とてもお世話になりました。お疲れ様でした。久し振りのお祭り楽しかったです!

DAHON Boardwalk D7

折りたたみ自転車 DAHON Boardwalk D7

タルタルーガTypeF修理 この問題が再発というか、別の場所(トップチューブ?)に同様に接着の剥離が起こりました。20近く前の車両で私のところに来てからも7年経っているので、まぁもういいんじゃないかな?と、維持は諦めて処分しました。

他にはリカンベントが2台あるのみで、日常の足にするのは大袈裟で面倒な車両達ですから、やはり代わりの自転車が欲しいということで色々と考えてました。コンフォート系のミッドレーサーなんか良いんじゃないかな?とか色々と妄想したりしてたわけです。

そこでふと浮かんだ選択肢がDAHON Boadwalk D7です。だって可愛くないですか?もう見た目で決めましたよ。安いだとか折りたためるだとかクロモリで丈夫そうだとかそういうのは全部後付け。見た目ですよ、見た目で決めました。これに乗りたいって思ったんです。

そんで購入、納車されたその足で嬉しくてポタリングした先で撮ったのが冒頭の写真です。この自転車、少し前傾していて、ちょ~っとだけ腕が辛い。ロードバイクの前傾が辛くなってリカンベントに乗り始めたくらいなので、やっぱりこの程度の前傾でもちょっと辛いのです。まぁそんなことは購入前の段階から予想がついてまして、

折りたたみ自転車 DAHON Boardwalk D7 プロムナードバーを装着

すぐにこうしてやりました!NITTO プロムナードバー B603AA に換装です。めっちゃ不安だった折りたたみ時の納まりですが、ほら、この通りです。

畳んだまま転がすのは厳しいですが、ハンドルポストを内側に折る構成のままマグネットもピタっと付いてます。

走りの方ですが、完全なる散歩車です。ノーマルのフラットバーの状態であれば15~25km/h、プロムナードバー換装後の状態で15~20km/hが気持ち良く走れる速度域。踏めば必要に応じてカカリの悪さはありつつも35km/hくらいまでは応えてくれますが、30km/h近くからハンドリングに気難しさが出てきます。そんなに飛ばす自転車じゃない。ゆっくり走ってると滑らかな踏み味、乗り心地で超気持ちいい。用事が済んでも無駄に近所を走っていたくなる、そんな自転車です。タルタルーガTypeFの後釜として十二分の性格の良さです。買って良かった!

とはいえこのお値段で折り畳みという付加価値がありますから、チャリヲタ目線で見ると細かいところは気になります。そこは出来るだけオリジナルのイメージを壊さないように手を入れていこうと思います。

BRM515北海道200㎞幌内美唄

3年ぶりのブルベです。

ここ数年はご時世から走行距離を稼げず、今年に乗った最長距離は91km、しかもど平坦。その点では不安は残りますが、今回のコースも平坦基調だしまぁ問題ないだろうとかなり楽観的な心持ちでいました。今期からハブダイナモと心拍計を導入してます。ハブダイナモの真価が発揮されることはないでしょうが、心拍計は大きな武器になる筈です。

若干の寝不足で起床。今回はN2BRMということで、スタート時刻を6:00、7:00、8:00から選択できます。あわよくば6:00スタート、間に合わなくても7:00スタートできればいいや、というくらいの時間感覚で自宅を出発しました。

6:00ピッタリくらいにスタート地点に到着。流石に余裕が欲しいので7:00スタートを選択することにしました。補給を買い込んでオンラインブルベカードを記入し、GPSのルートをサイコンに同期しようとしたら…なんかエラーで上手くいかん!20分くらいスマホ再起動したらサイコン再起動したりで四苦八苦。7:00ピッタリにスタートできました。

心拍計を見ながら有酸素域を出ないように淡々とPC1まで。ほんと何事もなく。

PC1を出ていくつか登ったかなってところで、なんか調子でない。補給かな…と思い立ち止まってゼリーと塩タブレットを補給。ちょっと暑かったのでウィンドブレーカーを抜いて再スタート、もういくつか登ってちょっと平坦を走ってみるも、やっぱりおかしい。5個入りミニクリームパンを一気に喰らってみる。

心拍が上がらなくなってきました。有酸素域までも上がらない。ベタ踏みしてるのにスロットルが開かない感じです。頑張っても速くも辛くもならない。赤線が心拍数なんですが、ここからくっきりと上がらなくなってるのがわかります。

セイコーマート新篠津村店で休憩しつつ脳内DNF会議を開催。走行ペース的にはPC2はギリギリ間に合う。そのあとに復調できれば完走に支障なし。復調しなかった場合、例えギリギリで完走できたとしても身になる走行にはなりませんし、もっと先でDNFを決断した場合、帰路の安全を担保できません。8の字コースの交差付近のここがDNFの決め所と判断し降りることにしました。

いやー、しんどかった!完走ならずで残念です。でも、止め時を逃さなかった点は成功です。次はもっと上手くやりますよ。

BRM630前田200

フルフェンダーを装着したFujin SL

今年も走りました前田200です。前回走った際には目立った反省点もなかったので、今回の目標は「Fujin SLは山岳コースでどれくらい走るのか確認しておく」です。どうも雨が降りそうな予報だったのでフルフェンダーを装着しての出走です。

何事もなくスタート地点まで自走し、朝ごはんを食べつつブリーフィングに参加。車検を済ませスタートです。

序盤の平坦区間からどうにも調子が悪い。息苦しく心拍が上がり気味、ペースが上がりません。しかも7キロ地点でサイコンをスタートするのを忘れていたことに気付いてテンションだだ下がり。このせいで終始ペース管理がやりにくくなりました。

小林峠を越えて定山渓に向かう国道に出るまでの区間、登りでバイクが後ろに引っ張られるように感じてメカトラを疑ったのですが、サイコンの斜度表示が9%、ただ登ってるだけでした。ただ踏めてないだけです。とにかく不調。

サイコンスタート忘れの低いテンションで走ってるといつの間にかANT+の速度、ケイデンスセンサーもBTのスマホのリンクも切れる症状。PC毎にサイコンを再起動する運用で回避することになりました。なのでStravaのログがぶつ切り。

八剣山トンネルの入り口でライトを点けようとハンドルに付けたリモートスイッチを押したら電子ホーンが鳴りました。恥ずかしい押し間違い、後続の方すみませんでした…。押し間違いグセがついて出口で消すときにも鳴らしました。ほんとごめんなさい。

PC1で適当に色々やって中山峠、不調、初めて中山峠がきついと思った。頂上で1時間の借金が出来ました。この後の展開を考えるとかなり苦しいことになりそうなので脳内DNF会議を開きます。

「このまま続けて完走は可能か?(ペースノートを見ながら)ギリギリだ。それなら続けてみる価値はある」

「ここで引き返してもそこそこ走らにゃならん。よし、続行」

距離と標高を考えれば間違いなく引き返した方が良かったんですが不調で判断を誤りました。つーかほんとしんどかったしなんでやめないのまじで頭おかしかった。

やると決めたからには中山峠を下らなければなりません。下り用に着込んでダウンヒル開始です。今回は雨を警戒してフルフェンダーを装備していますが、これが下りで良い方向に働きました。空気抵抗が増えたことで下り勾配による速度の伸びも程よく抑えられ、レバーを握る手の負担を軽減出来ました。リカンベントで山岳コースを走るのにフルフェンダーは良いという知見が得られました。

下り切ったところでウェアを脱ぎつつペースを確認、丁度借金を返し切ってプラスマイナスゼロです。調子はやや悪いまま。DNFしなかったことを後悔しながら無心で回します。ギリギリのペースですが間に合うかどうかは気にせず無心でダラダラと回します。

そうして近づくPC2、なにやら大袈裟に手を振るスタッフの方が。

「今更リカンベントにそんなテンション上げるでもないよねぇ?」

と思いつつ呑気にゆっくりと一時停止して道路を渡り駐車場に入ると、なんとPC2クローズ3分前と言うではありませんか。グラフの傾きでギリギリなのを認識していただけでクローズ時刻は意識していなかったんですよね。急いでレジに行って、食べたくもないレジ横にあるどら焼きを買いました。(家で美味しく頂きました) その後に改めて補給の買い物をしたりで、ギリギリトークでテンションを上げつつPC2を出発できました。

そんなこんなでいつの間にか体調はかなり回復してきた状態で冷水峠クライムに入ります。体調は問題ないけど、不調な状態で回していた脚はもうフニャフニャです。腸腰筋が機能していない感じで、脚が上がらないので回転も上がらず。なんとか通過PCで写真を撮りました。

さて、あとは下って帰るだけだなー(そんなことはない)

冷水峠頂上が見えた

フルフェンダーのエアブレーキの恩恵を感じつつ冷水峠を淡々と下り、フルーツ街道のアップダウンも脚が無いなりに淡々とこなします。昨年はキツいコースだなと思いながらでしたが、今回はコースに対するキツさは感じません。脚はキツいんですが。

小樽市内に入って、昨年は激坂にヤラれましたが、今回は心の準備ができているので平常心でクリア。前田200のメインディッシュの激坂手前のコンビニで補給をします。メインディッシュは無い脚で強めに踏んでスイッチを入れていきます。

昨年のF-FWDよりもギヤ比に余裕はありませんが、後輪駆動でトラクションの心配がないので楽に踏んでいけます。シートのホールドの良さとフレームのかかりの良さでかなり登れます。ほんとFujin SL買って良かった。

5号線に入ってからは無い脚を振り絞ってガチ踏みです。貧脚なのでパワーは微弱ですが追い込み具合だけは競技レベル、という程度のガチ踏みです。今シーズン一番の追い込みでした。

そしてやっとゴール。タイムは13時間19分。間に合いました!

前回と今回のペース比較

緑線が前回のペース、オレンジ線が今回のペースです。中山峠での不調が残酷に可視化されています。

去年も今年も本当にキツかったです。去年はコースに苦しみましたが、今年は自分自身に苦しみました。今回の反省は中山峠頂上でDNFを決断しなかったことですね。もし来年もあるのなら、その点含めもう少し上手くやりたいです。

参加者の皆様、運営スタッフの方々、冷やかしの方々、本当にお疲れ様でした!