BRM429日高門別200

今年は早めのシーズンイン、最初のブルベはBRM429日高門別200です。

オフトン峠を越えた朝、借金気味の起床で前日に買っておいたパンを食べ自宅を出発。20km程度、スタート地点まで自走です。まぁ普通。

ちょいちょい顔見知りと挨拶しつつブリーフィング、検車、スタート、普通。で、スタートです。

初っ端からそこそこ登るの、寝坊してカロリー足りてないのに周囲のアップライト勢に引っ張られてオーバーペース。国道に出てからは平坦基調なので淡々と心拍の美味しいゾーンで距離を稼ぎます。途中に丁度いいパックがあったので着いてたんですが、先頭見てビックリ、数台のブロンプトンが引いてました。27km/hくらいで巡航してたよ……。

カロリーやべぇなぁ……と不安になりながら走りつつ36km地点、やっと補給できそうなポイント、セブンイレブン千歳寿店。豆乳(いつかのブルベからお気に入りになってる)、塩おにぎり、朝バナナ(セリー飲料)を補給。inゼリー2つはポケットへ。やっとカロリーの不安から脱却できました。

こっからはほぼほぼソロだった気がする。淡々といきます。51.9km地点、PC1 ローソン安平町遠浅店。ちょっと前のコンビニで補給は足りてるのでラムネ(粒の方)を買ってチェックOK。

それから30kmくらい進んだ地点なんですが
「カチャーン」
ってなんか踏んだ音がして、その直後に
「フシュルルルル~…」
って、パンクじゃないですか。しかもこれすんげぇ雰囲気悪くないです?再起不能だったらどうしよ……って思いながら停止して確認。多分、10年振りくらいのパンクです。滅多にパンクしない人なんです、私。とはいえそこそこ長く自転車趣味してるんで慌てずに対処しますわよ。チューブの穴の位置を特定して、タイヤのその位置を注意深く観察。異物なし。小さく切れてるけどタイヤブートもいらん程度でしょ。ってことでチューブ交換して必死でポンピング。例のポンプ、初の実戦投入です。まぁまぁ辛かったけどいつもの空気圧入ったのでヨシ!トータル30分くらい使っちゃった。

実は勝手に楽しみにしていたことがありまして。もし貯金があればカフェ 勇輪さんに寄ろうと思ってたんですよ。お伺いしたことなくってですね。勝手に楽しみにしてたんです。さっきのパンクでその貯金も使っちゃったんですがね。しかし、定休日!まぁ、しゃーない、また来ます。

そっから15kmくらい走って96km地点、セブンイレブン日高門別インター店。パンク修理でちょっとMP減ってるし昼ごはんの時間だし、ここで体制立て直すことにします。わかめご飯おにぎり、赤飯おにぎり、塩おにぎりで食事OK。ここでも豆乳。そしてまたinゼリー2つ買ってポケットへin。

出てすぐの通過チェックAで写真取り、出発。

この後はだんだんとアップダウンが出てきます。4%くらいのがちょくちょくと。リカンベントの4%ってロードの感覚的には8%くらいだと思います(諸説あり)。まぁなんとかやっていきますよ。

そんでPC2は111.4km地点、ローソン平取本町店。ボトルが1本空になったのでここではスポドリと水を購入。

さて、ここからが地獄です。強烈な
「ノートイレ, ノートイレ ファラウェイ, ヒューマンプライドバトル,なう」
青いPの標識見て心踊るも、停めるだけのP……。しかもですね、どうやら先のパンクでタイヤのケーシングがやられていたらしく、真円度が損われてポコン…ポコン…と振動があるんですよ。これが膀胱を揺さぶるわけですね。暖いからってハラマ…ウエストウォーマーを外したのもよくなかったか、とにかく地獄。本ブルベ最高のトピックはパンクではなくてこのヒューマンプライドバトルとなりましたとさ。パンクはスパイスです。まぁ、勝ったんですけどね。

147km地点、セイコーマート厚真店。いやぁ、大勝利。果汁100%ジュース、また豆乳、そんで大福を補給。

こっから心肺機能が低下。春からLSDしてませんからね、想定内です。有酸素より下のゾーンでゾンビみたいに、距離だけ消化、まぁ、なんとかなるでしょ。トラブルなきゃこの調子で完走ですわ。

166km地点、セイーマート追分本町店、チーズチクワとどら焼きを補給。カロリーというよりは気分転換ですね。リカンベントのエネルギー効率であればもう惰性で完走いける感じなので。

181.3km地点、通過チェックB。ゾンビみたいになりながら写真撮影。この辺りから薄暗くなってきて夜間走行を意識し始めます。(といってもハブダイナモの常時点灯なのでやることないんですが)
とはいえライトの微妙な角度が気になって調整しながら走ります。走らないと点かないけど走りながら角度変えられないのでまぁちょっと大変よね。角度決まってからはノーストレスでゾンビ走行です。

惰性でゴール!セブンイレブン札幌青葉町8丁目店。201.9km。いやぁ~きつかった。ゾンビだった。お疲れ様でした!

BRM1008薄野200

恒例の薄野200、今年も走ってまいりました。今までは「前回よりは上手くやってやろう」みたいな向上心があったものですが、今回はとにかくお祭りを楽しみましょうという心持ちです。

装備は前回とほぼ一緒。これはもう完成した感があります。

本年中のこれまでの走行距離は1443km。苦しんだ去年が1210km、これと同じような一年を過ごしていたのですが、これでは不味いと足慣らしに支笏湖を登った分が上乗せされてます。この差が、しっかりと結果に出ます!

寝坊気味に起床し、朝ご飯も食べずに受付、検車を済ませ、そのままスタート……せずに、すぐそこのコンビニで朝食です。時間は惜しいけど、カロリー不足した状態で踏むと後半に響きますから補給が優先です。おにぎりひとつとゼリー飲料ひとつを胃に入れて、両ポケットにゼリー飲料をひとつずつ入れて出発です。

今回はご飯タイムで全車見送った状態の最後尾の最後尾なので抜いたり抜かれたりは殆どなく、消耗せずに国道区間をクリア。

南沢の上り、ここが薄野200のピークです。時速1桁余裕のヒルクライム、ここでポケットからゼリー飲料を取り出して補給しつつ登りました。今回、両ポケットにゼリー飲料を絶やさず早めの補給を心掛けながら走りました。

通過チェック定山渓のローソン、ここではおにぎり2つと豆乳を補給。豆乳は新十津川200で良く効いたので、それから意識して摂るようにしてます。薄野200は朝里峠を越えた先のPC1に間に合うかどうかが山場ですから、ここはのんびりせずに食べたら出発です。これまでの薄野200の経験からこの辺りでアウターを脱いでおかないと登りで暑くなるので、半袖ジャージ+ウィンドブレーカーにしました。

ペースはサイコンのグロス平均とこの先のアップダウンを考慮しながらギリギリの遅さで、無心で淡々と登ります。このコース、好きなんですよねー。

こっからは下り。飛ばさず急がず淡々と、連続ヘアピンの縦溝にビビってゆ~っくりになったりしながら。そんで毎度のことなんですが、下りが終わって足を回し始めると攣りそうになるんですよね。これどしたらいいんでしょね。ロードなら下りでもできるだけ脚を回して冷えないようにするところですが、リカンベントだと出過ぎちゃうの基本的に常にブレーキなのよね。

そんでお腹が冷えたので朝里のセブンイレブンでトイレ休憩してオロナミンCを補給。張碓の登りに若干、神経を削りながらもPC1到着。クローズ7分前です。時間はギリギリなのに焦りもなく、まぁ、気持ちだけは余裕です。

お昼ご飯はチャーハンとカニカマ。しっかり食べて出発です。

ここまで来たらトラブルでもなければ完走が堅いのはわかってるので、あとはサイコンのグロス平均を気にしつつも自分のペースで。何事もなく厚田のPC2、18分の貯金を作れました。豆乳を補給してポケットにゼリー飲料を補充してサクっと出発。

こっからのアップダウンが貧脚を削ってくるんですよね。削れないように超ローペースで登るんで削れないんですけど。どんくらいローペースかというと、数字はStravaを見て頂くとして、眼鏡にハエが止まりましたw。ハエが止まるような遅さってことです。いやー、酷い。

まぁ若干の貯金もあるし、登った分は下りである程度は取り返せるし、サイクリングを楽しみつつPC3新篠津です。最後の補給はカップのとん汁。貯金は14分。こっからは平坦だし、ちょっとゆっくりしてから出発しました。さぁ、ナイトライドですよ!

途中、追い付いてくるBBCの方達を視界の端に捉えつつ進んだら……ミスコースしました。コース復帰したらその流れで、この後の道中はBBC勢とギリギリベテラン910さんグループに紛れ込むことに。

そして真っ暗な河川敷では、またまたミスコースして入水しそうになりましたw ヘッドライト(頭に着ける方)準備しとけばよかった。

河川敷から上がって薄野の街に出れば慣れた市街地走行です。いつもの通りにゴリゴリを走ってゴール。クローズ10分前でした。

終始、ギリギリではあるけどキツくもなく、焦りもなく、余裕かつギリギリのサイクリングを楽しめました。

北海道ブルベに関係する全ての皆様方、今年もお疲れ様でした。

道中、910さんの姿を見る度に完走ペースであることを確信しておりました。

BRM513北海道300kmトトロ(DNF)

私史上2度目の300kmブルベです。1度目はBRM929増毛300でした。あのときはBRM1015薄野200kmでブルベを知り、BRM617前田200km完走で調子に乗り(実際、今よりずっと踏めてた)、そこからの300完走でした。今回は……BRM429北海道200km新十津川をヘロヘロになって完走した流れからの300です。ですから確実な完走は目指さず、まぁPC1辺りで脚の様子見て帰ろうか、くらいな心構えでのエントリーでした。

お前なんでそんなブルベにエントリーすんのよ!?って話なんですが、すげぇリカンベントが北海道まで遠征してくるって話でして、どうしてもひと目拝みたかったんです。それならエントリーせずにスタート地点まで行って冷やかせばいいんですが、まぁ、いっちょやけっぱちでエントリーしてあわよくば完走を目指したっていいじゃないかと、そんな感じです。

当日朝はスタート地点近くのローソンで食料とドリンクを買い込みパンひとつを朝食に。スタート地点でリカンベントの方と挨拶させて頂きました。ローレーサー同士でランデブーとか出来たら相当にカッコいいところではあるんですが、前情報から走力にかなりの差があるのわかってましたし、お会いした感じもやっぱめっちゃ強そう。

そんなんでスタート。リカンベントさんは圧倒的速度差で見えなくなりましたとさ。いやー、すげー迫力でした。めっちゃ良いもの見せて頂きました。これで今日のメインの目標は達成です。

前回はスタート直後のオーバーペースがやっぱり失敗だったし、コース的にも周囲のペースを気にする必要がなかったので心拍だけ見て終始淡々と行く作戦です。何事もなく当別に入り、そこのコンビニをスルーすると100kmくらいコンビニがないんですが、朝に補給食を買い込んであるのでまぁいいかとスルーしました。そっから熱い(酷い)ドラマが始まりました。

トイレ…と思いながら43km地点、道民の森 案内所、時間早過ぎてまだトイレ開いてねぇ!
そこから人としての尊厳のためだけの走行を続けて54km地点、9:36、道端で被服の調整とパンの補給。今思うとこの10km分を道民の森案内所で待機してたらトイレ開いたんじゃねぇの…とは思ったりもしましたが、まぁなんとかなるでしょ、まだ戦える。

と、我慢々々の78km地点、通過チェック石狩吉野郵便局。開いてない!私別にトイレとか一言も言ってないんですが、多分そんなオーラ出しちゃってたんだと思います。居合せたランドヌールさんが10km進んだところにトイレあると教えてくれました。

ありました。ありましたよ。91km地点 里見高台駐車公園。ここで人としての尊厳の戦いが終わりました。朝買ったドーナツを食べて、さぁ、

ここからがランドヌールとしての戦いです。

ずっとそれどころじゃなかったんですが、実はかなり脚、きてます。とはいえ、まだ生きてはいる状態で101km地点PC1ローソン雨竜追分店。

レシート見ると

  • ポカリ
  • シーフードヌードル
  • おにぎり
  • Inゼリー2種
  • 豆乳
  • クリームパン6個入

これはまだやる気があるときの買い物です。もうかなり脚きついんですが、それでもあわよくば狙ってやろうという、そういうテンションでした。

ポカリと水をボトルに入れ、余った水を飲み干し、豆乳も飲み、おにぎりを食べシーフードヌードルを啜りました。

私、いつもルートの往路、復路で重複区間がある場合には重複が起こらないのにルートを区切ってサイコンのナビを設定するんです。PC1はその区切りの区間でした。補給が終わったのでナビに後半戦のルートを転送してから出発しようというところだったんですが、いやぁ、上手くいかねぇの。

前々からちょくちょくこういうことはあったんですが、大抵は粘ってればどっかで成功してたんですよね。しかし、今回は何度やっても、スマホを再起動してもサイコンを再起動しても、もう無理な感じ。キューシートで走れよって話もなくはないんですが、スキル的にその自信もなく。まだかろうじて脚が生きてるとはいってもミスコースして余計に脚を使ってしまったりなんてことを想定してまで走れる算段はなく。

DNFを決めました。体力、体調面からのDNFはありましたが、機材トラブルのDNFは初です。(ヘルメット忘れてDNSはやらかしたことがある)

まぁ帰るだけなら青看板見て国道走ればいいのでGPSなくても支障ないし、こっからは確実に帰宅するだけのサイクリングを楽しみますかー!

という感じで17kmくらい走ったところで脚が終わりました。セイコーマート新十津川で休憩。トイレとコーラ。どうも今日は消化器系の調子がよくない様子。多分、運動量に対して身体のキャパが足りてない感じ。stravaのログ見てのこの辺から心拍が上がらなくなってってるのがわかります。この辺りで、サイコンのトラブルなくても結局完走は無理だったなーと確信するのでした。

終わった脚でも進めはするのがリカンベント、淡々と進み、札幌に近付いてきたんで無駄ルートにならないようにナビを入れてみるかと…動くじゃんか!だったらPC1でも動けよ!!どっちにしろ完走は無理だったけど。で、折角なんでゴール受け付けに寄ってから帰ろうかとそっちにナビをセットしました。

皆より走行距離100km少ないもんでね、トップでゴール受付に戻ってきましたよ。完走もせずにゴールに用意されたお菓子食べながらトップ一桁でゴールする人達の会話に新鮮さを覚えつつ、遠征リカンベントさんのゴールもお迎えできて少しお話もできました。

今日は人としての尊厳の戦い、脚の勝負、消化器キャパオーバー、サイコントラブルとまぁ色々とgdgdでしたね。それでも家を出て家に戻ってくる過程がブルベです。楽しかったです。皆様お疲れ様でした!

GPSサイコンどうしよっかな。何か良いやつ買おうかしらね。

BRM429北海道200km新十津川

ブルベ最初の峠はいつだって早起き峠です。これをなんなくクリアして、パン3つの朝食を摂って家を出ることができました。ここまでは快調!

当日は夜から雨予報ということで、雨に当たらずに早くゴールしたい!という希望がありました。そんな感じなんで、いつもは最後尾でもいいやくらいのところ、普通に並んで検車を済ませてスタートしました。

スタートしてR275を抜けるまでは密度が低い状態で走りたかったので、自分の脚よりひとつ速いパックにジャンプしながら走りました。それを見て「リカンベント速い!」とか思った人もいるかも知れませんが、残念、あれは一時的なハッタリです。

R275を抜けてからは心拍を見ながら自分のペースを保ちます。R275でジャンプした人達も概ね前に行ったんじゃないかと思います。

そんな感じでPC1。補給は

  • ブリトー
  • オレンジジュース200ml
  • 焼きそばパン
  • ポカリ500ml(ボトルにIN)
  • 水500ml(ボトルにIN)

普通に食べたいものを食べる、余裕がある時の補給です。

しかし、PC1抜けてからなんだか調子が悪いです。寒い、眠い、脚が回らない。
あまりの眠気に危険を感じ、路肩に停まってリカンベントのシートに収まったまま2~3分目を閉じました。これが概ね成功、以降、眠気だけは感じませんでした。

それでも脚は回らないまま、ふらっふらになりながら通過チェックで写真撮影。

そうして瀕死の状態でPC2に着きました。補給は

  • カップみそ汁
  • INゼリー エネルギーIN
  • レッドブル200ml
  • オレンジジュース200ml

固形物なし。完全に余裕がないときの補給です。しかし暖いみそ汁が身体の芯まで染み渡り、寒さは解消され、脚も幾分かは回復しました。

しかし気になることが、心拍計が動かないのです。コンビニで自転車を離れた際に接続が切れたんだろう程度に思っていたのですが、しばらく走ってスイッチのON/OFFなんかしてみても一向に復活する気配がなく、結局は心拍でのペース管理は諦めてテキトーに走ることにしました。もうなるようになれです。安さに魅かれて選んで心拍計だけどなんかトラブル多いので買い替えようかな…

そしてPC3、セコマのフライドポテトで補給。フィジカル的にはボロボロですが、最後のPCをクリアして貯金も1時間以上あるのでメンタル的には良い感じで、普通に食べたいものを補給しました。

しかし、そのメンタルもすぐに粉砕されることになります。R275を抜けて通過チェックBに向かう区間がまぁ酷い。「ドが付くほどの平坦コース。」って書いてたじゃないですか。そりゃRWGPSのデータにはなんかギザギザあるのは見えてたけど、ド平坦というからにはそうなんだろうと思っていたわけですよ、しかしこれがまた、リカンベントにはしっかりと効いてくるアップダウンでした。7%の小さい登りを繰り返し、繰り返し…
それでもゆっくり登る分にはそれ程の負担でもないんですが、雨に当たらずゴールしたい焦りから対して速くもならないのに無い脚で踏むもんだからゴリゴリと消耗していくわけです。しかも数滴雨に当たるし…焦って無駄に踏みますって。いや、好きですよ、ブルベのそういうところ、好きです。

そんな瀕死の通過チェック、写真撮影。ここでもふらっふらでございます。

以降、ふらっふらなのでPCでもないコンビニにだって寄るわけです。

  • セブンイレブン奈井江町店
    • ポカリ500ml(だだのボトル補充)
  • セブンイレブン月形町店
    • 豆乳(バナナ味)

あれ、豆乳なんか効く、調子が回復する。踏める。

後半は車に揉まれる区間が多目ですが、豆乳効果で淡々と進み、どうにかゴールできました。途中数回は諦めかけましたが、なんとかなりました。いやー、きつかった。今シーズン走行距離トータル200kmくらい、1度の最長が50km程度の脚の仕上りでよく頑張りましたよ自分!

参加の皆様、運営の方々、今回はお疲れ様でした。次はやけっぱちエントリーのトトロ300です!

※ ゴールでも豆乳買いました。帰宅するまでの間も踏めました。やっぱり豆乳なんか調子いい。

2022BRM1009薄野200

前回走った薄野200は2018年。コロナ禍もありブルベからは距離を置いてましたし、それでもまぁ、そろそろいいんじゃないかな?っと走ったBRM515北海道200㎞幌内美唄は絶不調からのDNF。薄野200はお祭りですから、閉塞感から抜け出すためにも、今年最後にパーっとね、やりたかったわけです。

直近で走った薄野200は2018、その年のそれまでの走行距離は2073.9km。今回は、1210.25km。いやぁ、走れてませんね。この差が、しっかりと結果に出ます!

装備

ウェア

ライト

~スタート

チェーンの注油をしたくらいで、特別の準備とかはしませんでした。ナビのルートは公式に上がってるRWGPSのデータをそのままLezyneのサイコンにインポート。
当日は朝起きたらパンを3つくらい食べて家を出発。何事もなくスタート地点に到着しました。

スタート~通過チェック

スタート直後は市街地走行です。対自動車の位置取りがリカンベントと他のアップライト勢では異るので、気を張りつつ慎重に走ります。すぐにやってくる南沢のアップダウン、インナーローでよろよろと走ります。今年はお祭りとして来ていますから、完走できないならできないで問題なし、ペース管理なんて一切しません!

R230に出て暫く走ったら、渋滞…ローレーサーじゃスリ抜けも怖くて嫌なんで素直によたよたと追従します。このロス、後に響きます!

そんなこともありつつ通過チェックのセイコーマート定山渓温泉店に到着。ホットシェフのおにぎりを頂きました。

通過チェック~PC1

通過チェックを出てすぐにミスコース。先にスタッフさんが注意してくれてたのに。すぐにサイコンのナビがルート外れのアラームを鳴らしていたのだけど、引き返すポイントがなく無駄に違う方向に走ってました。このロス、後に響きます!

そうそう、いつからだったかは覚えてないんですが、曲がるポイントでのアラームが鳴らなくなってたんですよね。これも一因ではあるし、後々にもじわじわと影響することになります。

朝里峠の登りです。気温が上がってきたこともあり、サイクライムジャケットを脱いで半袖で登ります。何も面白いこともなく、淡々と。下りはウインドブレーカーを着て、速度を出し過ぎないようにブレーキを当てつつ進みます。ハブダイナモの抵抗もこういうシチュエーションではかえって有り難い。下りで冷えた状態でちょっとした登り返しを踏んだら…脚が攣りそうになりました。これ、後に響きます!

5号線から銭函に左折するポイント…スルーしちゃいました。だって曲がるポイントのアラーム鳴らないんだもの…。歩道を暫く歩いて引き返しました。曲がるべきだった交差点まで歩いてきたところで、ふと残り時間が気になってキューシートとサイコンの時計を見比べます…やべぇ、これ間に合わない!!

交通状況と脚の限界を見極めて踏みましたとも。といっても、もう30km/hを維持することも出来ない程に脚が削れていたので、ほんとよたよたと進んでました。もう完全に諦めてましたね。

なのに、なのにですよ、サイコンの距離は全然届いてないのにセコマが見えた。実はサイコンのスピードセンサーの電池が切れていてGPSによる計測になってたんですが、そのせいか走行距離が狂ってたようです。結果、レシート時刻でクローズ1分前着でした。スタッフさんが盛り上がっておりました。前田200のPC2を思い出しました。

PC1で買い物を済ませ、セコマを出る頃にはもう他のランドヌールは見当たらなくなってました、が、呑気にカツ丼食べました。ギリギリなのになに呑気に食ってんだって話ですが、今ギリギリならこれからもずっとギリギリに決まってるし、どうせ食わなきゃ踏めなくなるって話で。しっかり食べて行きます。
これ書く前に前回を振り返ろうとブログ読み返してたんですが、同じくPC1でカツ丼食べてましたね。

PC1~PC2

何ごともなく。強いて言うなら
「こここんなにアップダウンあったっけ?」
はい、脚が削れているだけです。

この辺りから、妙に心拍が上がらないのに気付きます。強く踏めば速度は上がるけど、心拍は据置き。これ、BRM515北海道200㎞幌内美唄をDNFした時と一緒です。多分あまりにも乗れてないってだけ。とはいえ、その時よりはかなりマシ、でも無理に踏んだら走り続けられないので心拍が反応する範囲の強度で走ってタイムアウトしたらしたでいいやと決めました。

で、PC2クローズ2分前着!いやー、スタッフさんが盛り上がる盛り上がる。いやー…もう…毎度すんません…。PC2はウィダーインのマルチビタミンを補給。ちょっとだけ踏めるようになりました。(心拍は上がらないまま)

PC2~PC3

よたよたと走ります。PC3もクローズ2分前着。やけっぱちで走ってるだけで狙ったわけじゃないんですよ、ほんとに。ここではウィダーインのマルチミネラルを補給。これが効いたのか、以降ちょっとだけ心拍上げられるようになりました。こっから先は平坦だし、機材トラブルでもなければもう安心です。

PC3~ゴール

ここからは夜間走行です。今回はハブダイナモに最強のライトがありますから、無敵です。明るさも配光パターンも完璧でノーストレス、の筈だったんですが3Dプリントで作ったマウントの出来がイマイチで角度が下気味になり、走りやすい距離まで光を飛ばせませんでした。作り直さなきゃ。でもまぁなんとかなりました。

そして、30km/hも維持出来ない程度のコンディションなりに調子良く踏んでいくと910さんに追い付き、抜く程のペース差もないので漫然と後を走っておりました。結果、ギリギリ隊が編成されました。

こうなれば鬼に金棒です。ベテランランドヌールのペース管理に乗っかれば完走は確実ですって。リカンベントの空力で迷惑かけないように最後尾を維持して小判鮫走法。クローズ8分前でゴール出来ました。レッドブル飲んで、ゴール間近でポツポツと降り出した雨に当たりながら家に帰りました。

振り返り

  • 心拍が上がらないので普段より10rpmくらい低いケイデンスで踏んでたら翌日にダメージ残った
  • ハンドルが低くて肩が凝った。数日バキバキだった。ポジション大事。
  • リカンベントのブームに付けたライトはハンドルと連動しないので、サイクリングロードの切り返しとかで曲がる方向が見えにくかった。ヘッドライト(ヘルメットに付ける方)あった方がいいかも。
  • チェーンオイルを円陣家至高のCPOからCPO-Rへ鞍替えして初ロングだったけど、後半のちょっとした物足りなさが解消されていた。CPO-Rはブルベ対応と言っていいかも。
  • ちょくちょくギヤ足りないケースが出てきた。ロー28Tでだけど、次のチェーン交換のタイミングで32Tと検討してもいいかも知れない。
  • もうちょっと距離走っとこう。

出走したランドヌールの皆様、応援隊の皆様、スタッフの皆様、ギリギリ隊の皆様、とてもお世話になりました。お疲れ様でした。久し振りのお祭り楽しかったです!

BRM515北海道200㎞幌内美唄

3年ぶりのブルベです。

ここ数年はご時世から走行距離を稼げず、今年に乗った最長距離は91km、しかもど平坦。その点では不安は残りますが、今回のコースも平坦基調だしまぁ問題ないだろうとかなり楽観的な心持ちでいました。今期からハブダイナモと心拍計を導入してます。ハブダイナモの真価が発揮されることはないでしょうが、心拍計は大きな武器になる筈です。

若干の寝不足で起床。今回はN2BRMということで、スタート時刻を6:00、7:00、8:00から選択できます。あわよくば6:00スタート、間に合わなくても7:00スタートできればいいや、というくらいの時間感覚で自宅を出発しました。

6:00ピッタリくらいにスタート地点に到着。流石に余裕が欲しいので7:00スタートを選択することにしました。補給を買い込んでオンラインブルベカードを記入し、GPSのルートをサイコンに同期しようとしたら…なんかエラーで上手くいかん!20分くらいスマホ再起動したらサイコン再起動したりで四苦八苦。7:00ピッタリにスタートできました。

心拍計を見ながら有酸素域を出ないように淡々とPC1まで。ほんと何事もなく。

PC1を出ていくつか登ったかなってところで、なんか調子でない。補給かな…と思い立ち止まってゼリーと塩タブレットを補給。ちょっと暑かったのでウィンドブレーカーを抜いて再スタート、もういくつか登ってちょっと平坦を走ってみるも、やっぱりおかしい。5個入りミニクリームパンを一気に喰らってみる。

心拍が上がらなくなってきました。有酸素域までも上がらない。ベタ踏みしてるのにスロットルが開かない感じです。頑張っても速くも辛くもならない。赤線が心拍数なんですが、ここからくっきりと上がらなくなってるのがわかります。

セイコーマート新篠津村店で休憩しつつ脳内DNF会議を開催。走行ペース的にはPC2はギリギリ間に合う。そのあとに復調できれば完走に支障なし。復調しなかった場合、例えギリギリで完走できたとしても身になる走行にはなりませんし、もっと先でDNFを決断した場合、帰路の安全を担保できません。8の字コースの交差付近のここがDNFの決め所と判断し降りることにしました。

いやー、しんどかった!完走ならずで残念です。でも、止め時を逃さなかった点は成功です。次はもっと上手くやりますよ。

リカンベント ローレーサー Challenge Fujin SLⅡ購入


Challenge Fujin SL Ⅱ

ニューバイクが欲しい話で候補に挙げていたChallenge Fujin SL Ⅱが4月に納車されました。

SL2のカーボンシートはオプションのリアキャリアが使えませんし、カーボンブームは取り扱いに神経質になりそうなのでSL1が良いのですが、販売店に聞いたところ、もうSL1は入手不可らしいということで…SL2をベースにSL1相当のシートとブームを付けられないか問い合わせ中です。

問い合わせていた上記の件ですが、SL ⅠとSL Ⅱではシートマウントの形状が異るためSLⅠ仕様のシートは付かないとのことでした。そのためシートはカーボンシートになりました。キャリアが付かないので、荷物はRadical DesignのSolo Racer narrowで積むことにしました。ブームについては希望の通りアルミブームでの納車です。

Fujinの美しさについてはHC WORKSのブログがよく伝わる内容になっています。本当に美しいというか、なんていうか、エロいです。

一番大事な走りなんですが、文句なしに良いです。シートがしっかりと腰をホールドしてくれるので違和感なくペダルを踏み抜けます。踏み込んだ際の剛性感が絶妙で基本的には高剛性なんですが、タメもしっかりとあって脚に跳ね返ってきません。シートのホールドの良さも相まって何の不安もなく、安心してガシガシと踏んで行けます。発進加速、中間加速ともにとても気持ちが良いです。登りも全く問題なくこなせます。

そしてハンドリングがとても素晴らしいです。手放しで走れる程に安定しているのですが、セルフステアの効きが絶妙で、バイクを倒すだけで前輪がイン側に気持ち良く入っていきます。タイトなコーナリングがとても楽しいです。

乗り心地は決して良くはありません。特に後輪からの突き上げが背中に刺さります。ただ、フレームのリヤ周りの剛性がかなりしっかりしているためか突き上げた後に不快な振動が残りません。前輪の方が小径なので突き上げがありそうですが、意外なことに前輪からの突き上げの強さは感じません。そもそもあんまり接地感がない。接地感のない前輪がコーナリングでインに切れ込んで行くのでなんか不思議な感じですね。不安感は全くありません。

唯一気になったのが純正のヘッドレスト。面ファスナーでシートに取り付けられていて、その上から背中越しに体重がかかることで頭の重さを受け止める構造です。車体の綺麗さと比較するとちゃちなもので、正直なところガッカリ感があります。シートの形状との繋りが悪く、首を後ろに逸らせて空を見上げるような姿勢になります。これでは前が良く見えない…。ベースを前方に折り曲げて調整したんですが、なかなかどうしても良い感じにならず、ADEMのヘッドレストに交換しました。これは良い感じになりました。もしかしたらブログネタにするかも。ということでヘッドレストに関しては付けるなら他社製品が良いと思います。ただ、シートの形状が絶妙でヘッドレストが無くても最低限の快適性は保っているので、極端な長距離走行を想定しないのであればいっそのことヘッドレストは無くても良いんじゃないかと思います。

全体的にはめっちゃ気に入りました。当然こんなしょうもない問題なんてありませんし、良く走り、良く曲がり、見た目も良い。とにかく乗っていて楽しいバイクです。Challenge Fujin SL Ⅱ素晴らしいです!


ADEMのヘッドレストへ交換後。同ADEMのボトルケージマウントも取り付け。