面接官(どう見ても社長)は気さくな人でした。話しやすい方です。
「どうやって勉強してたの?」
とか
「へー、自転車好きなんだぁ。」
とか
そんな感じでした。ありきたりです。
「何か質問はありますか?」
と聞かれたので、
「どんな仕事がありますか?」
と聞いたら
「携帯がメインです」
デスマ決定です。お疲れ様でした。
「終電何時?」
の問いはさすがに露骨過ぎます。
しかし、反対に考えれば、
『毎日終電で帰れるんだ』
と考える僕は前向きです。
一通りのありきたりな質疑応答を終えたら、テストです。そんなの聞いてません。でも、当たり前なのでしょう。面接官が事務の方にテストの用意の指示をしています。
「Cでいいんですか?」
「うん、Cで!」
テスト開始です。最初は一般常識についての問題です。まぁ、普通の言語感覚があれば余裕でしょう。
と思って回答を進めていたら、自然言語で書かれた難解な文章が登場しました。読解能力が問われています。なんとか終えたら次のテストです。
計算問題です。これも中学レベルの数学知識で充分何とかなります。
次はCのテストでした。あの会話中の”C”はABCの”C”でした。話が違うと思いました。応募資格欄には”何らかの言語の知識があればOK”って書いてたじゃないですかぁ!なのに良く知らない特定の言語に関する問題はキツイです。
内容は、符号なし整数の変数hogeを宣言しろだとか、そんなレベルからソースコードの穴埋めまでありました。printfの使い方なんて覚えてません。
for(int i = 0; i <= 100; i++)
ってCで書けたっけ?
とか
int hoge = new int{1,3,5,7,9};
みたいなのってCにあったっけ?
とか
符号なし整数ってuint?(違
とかそんなレベルで苦戦してました。ボロボロでした。
そういえば、面接官
「C#ってどんなコードなのか見てみたいなぁ」
とか言ってました。C#に関する知識は無いようです。だからCのテストだったんです。
「Cでいいんですか?」
「うん、Cで!」
というやり取りをするくらいだからJavaとかのテストも用意されていた筈です。C#使いにはJavaの方が数十倍は易しいです。
最後に適正テストを終えたら、テストの結果を話題に再び面接官と面談でした。
「目に付く間違いは沢山あるけど、独学にしては良く書けてるねぇ」
と言ってました。独学すら殆どしてないです。入門書を読んで概要を知ったレベルで、実際にコードを書けるスキルなんて全くありません。
「C#にもswitch文あるんですよね?」
ありますけど、その中身のprintf文の使い方が思い出せないから書けませんでした。
「C#にはdefine無いの?」
ないです。機能は違うけど、同じ用途ならconstでしょうか。
#define hoge 1
って書くところを
define hoge = 1;
って書いた僕は能無しです。
だって、そりゃぁ
const int hoge = 1;
のノリで書いちゃいます。
「ほんと殆ど勉強してないにしては良く書けてる」
「これはガッチリ勉強すれば…」
と言っていました。あくまでCを叩き込んで携帯のデスマへ送り込むつもりのようです。
合否は後日知らせますってことで面接を終えましたが、まぁ、無理でしょう。